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17年目のバレーボール

高校の部活から始めたバレーボール。今年で32歳になるので、バレーボールをやり続けて丸16年、今年で17年目になりますかね。

いまだにずっとバレーを続けている理由、それはバレーが好きというよりもずっと一緒にやってきた仲間が好きだから。

仲間がいつでも帰ってこれるようにチームを守っている、そんな感覚に近いかもしれません。

超が付く弱小で初心者から始めたバレーボール

超が付く弱小校だったので、高校1年から試合に出る機会を頂いていました。

そして高校1年から3年の引退までの2年3ヶ月。あらゆる大会に出場しましたが、勝利した回数はたった1回。2年3ヶ月必死にバレーやって、勝利した回数はたったの1回です。

部員数は多い時でも10名、少ない時は7名。中学からの経験者はゼロ。顧問の先生はいますが、部活に顔を出してくれるのは月に1回ほど。

そして高校2年の秋から高校3年の引退までの8ヶ月間、同級生が全員辞めてしまいました。僕1人+後輩7人という状態。

自分がキャプテンになって同級生もいなくなり、そして高校で勝利した回数はたった1回。こんな悲惨な状況にもかかわらずバレーは大好きでした。

強豪校出身にバカにされた大学時代

バレーが好きで大学でもやるって決めて、ワクワクしながら大学のバレー部に入部しました。

知っている先輩もいるし、楽しくできるかなって思って入部したんですが、そんなことは全くありませんでした。

というのも、弱小校出身の僕は、バレーの基礎がほとんどできていないし、何も理解できていなかったため、強豪校出身者や、小学校からの経験者、さらにはコーチにもバカにされました。

自分で必死にやってきた2年3ヶ月をすべて否定されたような気がして、悔しさというよりも悲しさが強かったです。

しかも練習も今までやったことないくらいキツくて、練習後はまともに歩けない。

そしてちょうど大学でもうまく友達が作れなかったタイミングが重なってしまって「自分はどうせ何をやってもダメなんだ」という状態に。

多分過去一番自己肯定感が低かったかもしれません。(就活中、ニート中も自己肯定感めちゃくちゃ低かったですが、その話はいつかします)

先輩が一緒に作ろうって言ってくれたバレーチーム

たまたま高校時代のOBの先輩が、「今度バレーの合宿やるんだけど、来れないか?」と誘ってくれました。

僕がそういう状況だって知ってたわけではありません。ただ人数合わせで暇そうな大学だった僕を誘ってくれただけだと思います。

最初は面倒だなーって思いました。いまさらバレーなんてって思いましたし、誘ってくれた先輩とも仲良かったわけではありませんし。でも、他にやることもないので行くことにしました。

3泊4日のバレー合宿。その時自己肯定感も低く、何をやっても楽しくなかったし、将来が不安で仕方ない時。そんな時にバレーのことしか考えない時間が楽しくて仕方なかったんです。

そして最終日の帰りに寄ったファミレスで「このメンバーでバレーチーム作ろうよ!」って先輩が言ってくれました。

どこにも居場所がなかった僕に初めて居場所ができると直感で感じたんです。めちゃくちゃ嬉しくて「やりましょう!」ってすぐ言ったんです。

大学3年の時から始まった社会人バレーチーム

大学時代、どこにも居場所がなかった僕にとって唯一の居場所ができました。

毎週練習に参加して、毎週練習終わりにファミレスに行って。

バレーの技術向上も目指していましたが、ただただ楽しくてバレーをやってきました。

就活で苦しい時もこのチームに支えられました。

社会人になって辛くて苦しい時もこのチームに支えられました。

ニートになり、フリーターになって鬱だった時もこのチームに支えられました。

いつだってこのチーム、バレーボールが僕を支えてくれたんです。バレーがあったからこのチームがあります。だからバレーが好きなんです。

みんなの居場所、自分の居場所として残したい

チームを作った人間として今も責任を持って活動しています。

チームを離れたメンバーがいつでも帰ってこれるようにチームを残す

新メンバーが自分の居場所と思ってもらえるようにチーム作りをしていく

そんなことを考えながらチームを運営しています。


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