恐怖で人を操るという事

今、世界は疫病の恐怖に支配されています。現在世界で起きている事を冷静に、事実に基づき見ると、その不自然さ、科学的根拠の乏しさ、恣意性、など疑問点はいくらでも出て来ますが、恐怖に支配された状態では、論理的思考をさせない環境が出来てしまっているので、それらの疑問、矛盾、非合理性について議論し、正すという事がほぼ不可能な状況に陥っている様に見えます。

これらの恐怖が作られたものであったとしたら、その先には一部の支配層が世界を支配する世界が見えて来ます。恐怖を使って人を操り支配する事が可能な事は人類の歴史が証明しています。一部の支配層が支配している社会、国では、必ず恐怖が使われています。所謂、恐怖政治、独裁政治、専制政治です。現在では例えば北朝鮮が恐怖で国民を支配していますし、古くはフランス革命、ドイツのナチス党、イタリアのファシスト党、カンボジアのポルポト政権、ソビエトユニオンなども全て、恐怖を利用しての独裁的支配的な政権の維持をしていました。

支配を企む人達に取って、最も邪魔なのは、人の論理的思考、合理的判断、批判精神、科学的根拠などなので、それを全て停止させる必要があります。ポルポトは教師、医者といった知識人を片っ端から抹殺して行きました。恐怖で思考停止させ、冷静な判断を奪うためには、論理的に合理的に科学的な思考をする人を消し去る必要があったのです。

恐怖は、人間の思考能力を停止させる事が出来、一度植え付けられると持続性も高いものです。恐怖が有効な理由は、生物にとって恐怖は何よりも優先的にキャッチされ、影響を与えやすいものだからです。これは生物が持つ防御本能に起因します。自己防衛本能は全ての生物にあり、虫でさえも踏みつぶされそうになると逃げます。人間の防御本能は、自分に取ってネガティブな情報、危険なサインなどに敏感に素早く反応します。自分に取って悪い情報は、身の危険に関わる可能性があり、身を守るために対処する必要があるため、人間は本能的にそれを素早くキャッチするのです。従い恐怖の植え付けは実は簡単な事なのです。

世界が恐怖に支配されている中、少なからず存在する、まだ冷静な判断が出来る能力を残している人達、すなわち、恐怖に操られず、批判精神を持ち、科学的な根拠を持って、原理原則で論理的な思考、合理的な判断をする能力を失っていない人達が、事実を検証し、今起きている事の非合理性を主張していますが、残念ながらその主張は大手メディアによっては報道されず、デマ扱いされ、冷静さを失ってしまった人達、すなわち恐怖に支配され、思考停止状態になっている人達には届いていません。

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