新年あけましておめでとうございます。

 ちょっと遅い気がしますし、私の文章を読んでくれている人がいるのかも分かりませんが、新年のご挨拶を申し上げます。年末に年賀状も少し出しましたが、そこに書いた文章を下に書きます。

新年あけましておめでとうございます 本年もよろしくお願いいたします。

 私も本年で傘寿になります。そして、相変わらず馬鹿というか年に似つかわしくない、えーかげんな人生を送っています。おまけにそのおかげで退屈しない毎日を過ごせていると喜んでいます。
 社会全体を見ると、えーかげんにせーよと言いたくなったり、不安になることのほうが多いのですが、私が何を言ってもごまめの歯ぎしりにもなりませんので、とっくにあきらめていて、個人の小さな楽しみを追いかけています。明日は野となれ山となれです。健康診断も受けず、コロナワクチンも受けていませんが、コロナどころか風邪もひかずに過ごせています。死ぬ時は誰にでもくるからあくせくしてもしょうがないと腹を括ると毎日が楽しくなると、昔から気がついてましたから。
 そして年賀状もそろそろ卒業してもいいかなと考えています。まだどうするか具体的には考えていませんが、来年の年賀状が届かなければ、くたばったか、面倒くさくなったとご容赦ください。
 最後になりましたが、皆様方の益々のご繁栄とご健勝をお祈りいたします。
                            有津健坊

 どう見ても年賀の言葉ではないなと思いながら好き勝手なことを書いて送りました。そして、同年代の人たちからそんな生活を送りたいという返事も頂いたりします。その人たちに返事は出していませんが、「正直言ってむりちゃーう」というのが私の気持ちです。10数年前私は退職していたのですが、いわゆる名門高校の校長先生が退職されたときの慰労会に呼ばれたことがありました。その校長先生が私に向かって「これから何をしたらえんかな」と聞かれたときに笑って誤魔化しましたが、心の中で「あんたには無理」と思っていましたから。しなければならないことがなくなったり、病気になったりして自分の人生やこれからのことを考えたりしたときに、別の人生があったかもと考えても遅いと思うからです。ただ私も最初から現在のゴールが見えていたわけではなく、自分のやりたいことを、馬鹿なことをしとるなと思いながら進んできたら、死を目前にした今になって良い人生を送ってこれたなと感じられているのです。人と違うことを始めたら、その道を引き返すよりもに先に進めば新しい世界が広がるとは信じていましたが・・。
 ところで今年の正月は例年よりも楽しく過ごせました。長女夫婦が6,7,8日と休みを取って帰省しました。それに合わせて次女と孫も帰ってきました。長男は年末から帰省です。6日の夜は我々夫婦と酒盛りです。嬉しいことに家族全員が日本酒好きでした。最近はとりあえずビールから焼酎が多いようですが我が家は違いました。私は「最近の日本人は炭酸系アルコールが好きなのはストレスを抱えすぎとるからやで」と言うと「決めつけすぎと違うん」と返されたので、「ストレスは胃が悪くなるから炭酸を飲みたくなるからや」と答えました。7時前から1時過ぎまで大盛り上がりでした。インフルエンザで来れなかった次女の夫もスマホで繋がったりして楽しみました。たいした話題があるわけではなかったのですが、全員で楽しめました。正確に言うと子どもたちはいざ知らず、私は最高に楽しかったです。我々世代の男は権威を持ちたがるようですが、それがないだめな男になることが若い世代の人と楽しくやれるこつかなと思ったりします。今年は1人欠けましたが、次には全員で集まりたいなと言いながら締めました。 

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