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人生って本当におもしろい(3’)!

皆さん、お気に入りの靴やバッグが汚れたりキズが付いていませんか?

誰でも一個や二個は革の靴や財布かバッグを持っていますよね。その4ツ角が擦り切れたり、色が剥げたりしていませんか。また、しばらく使っていいなかったために革が固くなってしまったり、カビが生えてしまったりすることがありますよね。

「あぁ、お気に入りなのに、もう使えない!」ってあきらめていませんか。

実はそんな状態でもかなりきれいに補修ができるんですよ ✌。

50年以上もネクタイを締める人生を歩んで、良いときは歌の文句ではないけれど、銀座・赤坂・六本木の夜を飲み歩るいたり、悪いときは自社の資金繰りで自殺まで考えたことのある波乱万丈の私が、職人と言われる仕事を始めた途端に人から喜ばれ、自分でも楽しくできる仕事に出会えたんです。

しかも、子供のころから好きだったデザイン的な要素と、今までの仕事で自然と身についた知識が生かされているんです。

これって、すごいことですよね (^_-)-☆

しかも、私が勤めていた会社は日本でもトップクラスの皮革製品の修理・補修会社で、世界中の人気ブランドやハイエンドブランドの日本法人と直接契約をしている会社で、多くの職人を抱え、最盛期は日本中の百貨店から一日に150点近いバッグや靴が送られてきていました。

おかげで、普段あまり手にできないような高級ブランドを数えきれないほど補修をしてきました。

2008年の秋に4年ほど闘病していた家内が亡くなり、一人になると涙が止まらない日々が長く続きましたが、多くの友人達にめぐまれたのと、何も考えずに靴やバッグの補修の仕事に打ち込むことで随分と助けられました。

人生の節目はだれでも何度かあると思いますが、一昨年の秋に念願の鎌倉に移住したことも大きなエポックだった思います。東京生まれ東京育ちの私ですが、海が好きで長年ボディーボードやっているため週末はよく鵠沼まで波乗り来ていました。いつか海のそばに住みたいと思っていたのですが、家内が亡くなって10年ほど経ったころ、ある女性と出会い、彼女の勧めで一緒に鎌倉に移住したのです。こんな私ですが、好んでくれる女性がいるんですよね (;^_^A

1年半ほど鎌倉から東京に通勤していましたが、71歳にこの通勤はかなりキツク、去年の春に補修会社をリタイアして・・・・

今は、なんと、毎日海を見ながら、山葡萄のカゴを編んでいます (笑)

革の補修もご依頼があれば承っておりますが、メインはカゴ編みです。

皆さん、山葡萄って知ってますか。もちろんジュースやワインもあるのですが、山葡萄の樹皮で編んだ籠は孫の代まで100年もつと言われ、一本の蔓で車一台を引っ張れるとも言われています。

なんで山葡萄のかご編み? って思いますよね w

これが、やり始めるとまた楽しくてハマるんですよね。

今後は、もちろん皮革製品の補修の仕方を投稿していくつもりですが、もう少し年寄りの長話にお付き合いください。

今日はここまでにしますが、次回は籠に興味のある方も楽しみにしてください。



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