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シリコンバレーのサラリーマン第二話

「だって、TwitterとかInstaとかUberとかAirBnBって何も技術的に凄くないだろ!あんなのただのSNSやMatchingに過ぎないじゃんか!」
タケシは「やれやれ」と脳内で嘆息した・・・・・

テクノロジーといえば量子素子や複雑系扱えるスパコンとか汎用人工知能とか、ああいうのを想像する感性がそもそも古過ぎる。
「じゃ、森はドローンとかロボティクスとか空飛ぶ自動車とかそういうのがハイテクっていうのかい?だったら、もっと深センとかアジア系ベンチャー探しに出かけた方が良いかも知れないね...」

東京の物価の安さ、それは生産性が低く、この三十年間ずっと企業価値上がらないままサラリーマン収入が増えていかないことと無関係ではなかった。

その構造的ジレンマとは無関係に、そのデフレ的東京の物価の安さ、ほぼ全ての企業がブラックと化しつつも人的資源を浪費しながらサービス維持されている快適さには無自覚なのだ。

(インスタントフィクション Story 006)



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