2020年の振り返り

 2020年世界に共通の問題のコロナウイルスが広がって誰一人として影響を受けずにはいられない状況になりました。それに加えて個人的な2020年の記録をしておきたいと思います。

うつ病との闘病

 まず個人的に一番大きかったのは2月にうつ病を発症して今まで通りに通勤をして働けなくなったことでした。本当に人間はやる気ゼロになることがあるのかと、とても不思議で面白いことだなあと思いながら過ごしたことを覚えています。

 それから通院、服薬を始めて、まずは朝起きること、散歩をすること、自炊をすること、遊びに出かけること、本を読むこと、作業系の仕事に取り組むこと、運動をすることと一つずつ取り組んで復職に向けて取り組みました。復職しかけたところでまたショックなことがあり3歩進んで2歩下がった感じですが現在も復職に向けて日々適当に生きることを心掛けながらも取り組みを続けています。

 ケガの功名ではないですが、実家の親の手伝いなどに時間を割けたりコロナ禍に自分のペースで動き回る範囲を決められたりとラッキーな期間でもあったなと思います。運動も走ることがとても楽しくなって今年トータルで750キロくらい走りました。職場に通えずとも副業で在宅でご飯食べる程度なら稼げるなあというのも以前記事で書いたことがある副業の延長で少し取り組んだりして手ごたえがあり自信もつきました。

別れ

 コロナ禍でアイドルグループが解散やメンバーが卒業することが増えました。以前にnoteで書いていた「朝ぼらけはまだ君の中で壊れずにいる」が活動早々に解散をしました。ラストライブ行けたのはラッキーだったのだろうなと感じています。メンバー個々に今後の活動を予定しているようなので、みんなの今後の活躍を期待しています。

 また、一番ライブアイドルで見に行く頻度の高かった「CRAYONS」も12月でメンバー全員卒業となりました。特に愛着や情を感じていたグループ、メンバーたちだったので少し寂しくはありますがよく見てきた中で本当メンバー個々に素敵で力のある人たちだと思っていて今後もきっと生きていくの大丈夫だろうなと勝手に確信しています。幸せな未来がありますように。

 一番ショックだった別れは津野米咲さんの自死です。赤い公園の傑作アルバム『PARK』をリリースした矢先のことでした。ライブでの津野さんが一番好きでした。ライブハウスでこちらが音楽に乗せられて揺れてくると本当こちらをうれしそうに温かい目で見ながら笑顔でギターを弾いていた姿が今でも鮮明に残っています。物販に出ていらっしゃったときにお話直接させていただいたことなど大切な思い出がたくさんあります。自死については個人的に肯定も否定もどういう立場が良いのかいまだにわからないのですがとにかくショックでうつの逆もどりみたいなのが一気に来ました。本当に素晴らしい音楽を残されたのだなとまた音楽を聴きなおしてわかるはずもない津野さんの心の世界を探求しながら少しずつ悼む期間を過ごしています。聞けば聞くほどわかったりわからなかったりして、作られた音楽への感謝が深まっています。

NELN

  今年は昨年からアイドルの立ち上げをお手伝いしていたプロジェクトM.I.Pから今年アイドルグループ「NELN」がデビューしました。コロナ禍で出だしをくじかれながらも、4月から毎月楽曲とMVリリース、8月からライブ活動を始め、少しずつ支持をいただける方も増えて12月のアイドル楽曲大賞では上位にランクインさせていただきました。

 アイドル立ち上げのプロジェクトに参加するときに参加するということは人の人生、それも若い大切な人たちの人生に関わるということで覚悟を本当に決めて参加して、作品を一つでも名刺代わりになるものを残せるところまでは命懸けで手伝おうと思っていました。それに対して何倍もの質と量でここまで素敵な作品を制作するプロジェクトを進めてくださったblowoutの一ノ宮さんチーム、クリエイティブの作業を死ぬ気で進めてくださった森岡さんチーム、楽曲の慎乃介さんチーム、振り付けのRyojiroさん、歌唱指導の皐月さん、マネージメントの北嶋さんチームに本当に感謝をしています。特にここまでの大きなプロジェクトで取り組んでいるのも一ノ宮さんの気概によるところが大きいので一ノ宮さんには感謝をさらに伝えたい気持ちです。

 そして何より素敵な素敵なメンバーたちが集まってくれて積極的に取り組んで生き生きと作品を作って、ステージに立ってくれているのが本当嬉しいです。最近は私はスタッフとしての立場ではなく客の立場で見に行くことが多いのですが見るたびに本当に素敵な子たちだと感じています。是非機会があれば皆様もご覧になっていただければ幸いです。特に来年4月に渋谷ストリームホールでのワンマンという大舞台が予定されているので是非ご都合つけていらっしゃっていただければ幸いです。

最後に

 やはり今年最大のトピックスはコロナ禍でしたね。人が生きるとはどういうことか改めて沢山考えました。自分の命と他人の命の価値、命は持続することに最上の価値があるのか、自由に行動することに最上の価値があるのか、その間を選択する場合には個々に価値観の比重は変わるのでそのズレはどのように寛容さや厳しさのバランスの中で埋めていくのかという人権という根本について考える機会になりました。終息が見えない今同じことを来年も考え続けることになりそうです。

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