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ネイバーブレイバー 【063/200】

ヤマカワタカヒロです

今日は、本当なら前田克樹さんとのチャリティツーマンライブでした。

新型コロナウイルスの影響を受けて中止したこのライブで、発表しようと思っていた歌があります。

ネイバーブレイバー

身近な勇者、みたいな意味。




僕の仲間に、災害ボランティアをやっている人がいる。

彼は、毎日サラリーマンとして働きながら、週末は児童養護施設の子どもたちのためのボランティアに加えて、全国の被災地に足を運んで、泥だらけになって働いてる。


地震も、津波も、台風も、洪水も、僕らは自然の大きな力の前ではあまりに無力で、おまけに最近は疫病まで流行ってきてる。


災害の爪痕は、あまりに大きくて深くて、希望を失ったって、誰も文句なんか言えない。


だけど、それでも、踏ん張って、立ち上がって、明日をつくろうと働いてる人がいる。
全国から集まる災害ボランティアたちがいる。


その事実が、本当にすごいことだと思う。
報道で取り上げられる一握りの美談の裏側に、しんどくて苦しくて美しい泥だらけの作業が山のようにある。
復旧や復興が必要な被災地が、どんどん増えていく。
追いつかないかもしれない。
それでも、一つ一つ、一箇所一箇所、目の前の「やるべきこと」をやる。


僕らは過去を生きることはできない。
明日をつくっていくしかない。
そんな残酷でシンプルな事実を受け入れて、作業を積み重ねる。


そんな勇者たちが、僕らの近くにいて、彼らと同じ勇気が、僕らの胸に宿っている。


僕にできること。
僕らができること。


がんばろう。



ネイバーブレイバー

雨上がりが 街を照らした
変わり果てた いくつもの思い出たちが
疲れ果てた 僕らを待ってた

泣いたって (we can only hold all night)
恨んだって (we can only close our eyes)
叫んだって (we cannot be in the past)
昨日は戻らない
ああ こんなにも
大切なものばかりだった

ねえ今 僕らの愁いは
どこにぶつければいいんだ
誰を責めればいいんだ
例えば 僕らじゃなければ
なんてこと思ったって
なんてことを思うんだって
眠れない

崩れ落ちた 床の下で
泥だらけの 作業着で笑う声が
疲れ果てた 僕らを呼んでた

泣いたって (we can only hold all night)
恨んだって (we can only close our eyes)
叫んだって (we cannot be in the past)
明日はやってくる
ああ もう一度
大切なもの 抱きしめよう

ネイバー 僕らのブレイバー
昨日を失ったって
今日は奪えないんだって
あなたが 教えてくれたんだ
瓦礫の宝物を拾い集めて
また始めよう

砂埃の中の笑顔
冷たい握り飯の温かさ

ねえ今 僕らはブレイバー
昨日を失ったって
今日は奪えないんだって
大丈夫だよ
つないだ 僕らの想いは
今もどこかでまだ 凍えてる誰かのもとへ
ネイバー (we can stand up again)
僕らがブレイバー (we are still standing here)
明日をつくるんだって
僕らがつくるんだって
何度でも
何度でも

noteを読んでくださりありがとうございます。 歌を聴いてくださる皆様のおかげで、ヤマカワタカヒロは歌い続けることができています。 いつも本当にありがとうございます。