見出し画像

雨のち晴れ 【130/200】

梅雨らしい、ぐずついた空模様の東京。

雨男の自分にしてはめずらしく、Nap白楽で歌う6/26は、天気がもってくれた。

今回のライブのタイトルは「雨のち晴れ」。

いつもはあまりNapの提示するライブタイトルをそこまで意識することはないのだけれど、今回は自分の中でテーマがはっきりしなかったため、このタイトルを忠実に受け止めたセットリストを考えた。

6/26Nap白楽「雨のち晴れ」
1. 雨音
2. ネイバーブレイバー
3. 慰めトレッキング
4. アシタバ
5. 月影にきみの横顔
6. 想
7. Compass


雨のしとしと降る夜から始まり、雨上がりの翌朝の「ネイバーブレイバー」
そこから始まる晴天の一日を午前、午後、夕暮れ、夜と過ごし、「想」で眠りにつく。
そしてまた「Compass」で新しい朝が始まる。

MCでも少し話したのだけど、先週のNHK朝ドラ「おかえりモネ」で、僕は勇気をもらった。

主人公の両親である耕治と亜哉子が仙台で出会った頃の回想シーン。

耕治はトランペットプレイヤーだが、自分の音にコンプレックスを感じている。
「明るくて、真っ直ぐすぎて、つまんねぇ」
「音楽やるような奴は、もっと影とか傷とか不幸とか、そういうの背負ってねぇと本当の色気は出ねぇ」
本当はそう思ってるんだろう?と、友人にこぼす。

それを聴いた亜哉子は
「正しくて明るくて、ポジティブで前向きであることが魅力にならない世界なんてクソです!」
と言い放つ。


僕も、いろいろな音楽を聴いていて、影のあるもの、不幸の匂いのするものに惹かれる。
だけど、自分が歌にする音や言葉は、基本的に前向きなものが多い。
そして、応援してくれるファンのみんなにも、「やまちゃんの歌はまっすぐでいい」と言ってくれる。

人前で歌を披露することは、自分のコンプレックスを裸で晒すことだと思う。

それを「よかったよ」と言ってもらえることが、どれだけありがたく、うれしいことか。

そう言ってくれる人がいるから、音楽を続けていられるのだと思う。




さて、お知らせを。

新曲「ネイバーブレイバー」の配信日が決まりました。

2021年7月3日(土) YouTube で Lyric Movie 先行配信
2021年7月18日(日) 各種配信サイトで一斉配信リリース

ぜひ、聴いてみてください。
そして、感想を聞かせてください。

それでは、来週の先行配信に、どうぞご期待ください。

noteを読んでくださりありがとうございます。 歌を聴いてくださる皆様のおかげで、ヤマカワタカヒロは歌い続けることができています。 いつも本当にありがとうございます。