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「思い切り遊ぶ」ということ 【054/200】

ヤマカワタカヒロです。
 
仕事始めの今週は、もともと担当している開発案件のリリースに向けた準備に加え、新たに指名を受けた案件の企画~開発計画の立ち上げにかなり負荷がかかり、新年早々アクセル全開の幕開けとなりました。


 
そんな平日を乗り越え、土曜はHUG for ALLの活動で学習会&ワークショップに行ってきました。

昨年まで、HUG for ALLの活動においては、主に経営領域の推進に力を注いでいて、現場の運営には限定的な参加としていました。
年末までに団体としての中期計画の方向性が定まってきたこともあり、21年度以降の事業計画を具体的に詰めていくためにも、20年はより現場に足を運び、子どもたちやボランティアメンバーのみんなの顔を見ながら、また、施設の職員の皆さんのご要望を聞きながら、HUG for ALLとしての価値を高めていこうと考えています。


 
さて、今回のワークショップでは、敬天愛人の皆様にお越しいただき、子どもたちと全力で体を動かして遊ぶ体験を実施しました。
 
 
敬天愛人の皆様は、強くて優しい「かっこいい大人」が日本中にあふれ、その背中を子どもたちに見せること、をビジョンとして掲げ、「親が子どもに見せたい格闘道」として、様々な流派で研鑽されている武道家、武術家・格闘家の方々が手合わせ稽古会を開催されています。
また、イベントを通じて、児童養護施設やその支援団体、災害被害等に対して寄付活動をされており、HUG for ALLも厚くご支援をいただいています


様々な運動遊びを通じて、初めは少し遠慮がちだった子どもたちもどんどん積極的になっていき、大声を出しながら全力で遊び続け、終了時間になっても、アンコールのドッジボールが30分以上続きました。
 
僕も少しだけ、しっぽ取りゲームに1回だけ参加したのですが、たった3分ほどの参加でだいぶ体力を消耗してしまい、早々に見学へ退散。
初めから最後まで2時間以上全力で遊び続けた格闘道家の皆さんと子どもたちの体力に脱帽でした。
本当にすごい。

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今回、特に心に残ったのは、格闘道家の皆さんのミットに向かって子どもたちが全力でパンチやキックを練習している姿でした。

一般的な話として、施設の子どもたちの多くが、虐待など、物理的な「力」の脅威にさらされた経験を持っています。それが様々な形で彼ら彼女らの心に影響を与えており、時に人や自分を傷つけてしまう行為が起こってしまうこともあります。
格闘道家の皆さんが安心・安全を保証している状況で、子どもたちが全力でパンチやキック、体当たりを繰り出している様子は、子どもたちの心の奥からの「何か」を、かっこいい大人たちが完全に受け止め、受け入れ、認めて励ましているような、そんな光景でした。

子どもたちには、こういう体験が必要なんだと、心から思いました。


 
 
帰り道で、小学生低学年の子どもたちが楽しそうにOfficial髭男dism の「イエスタデイ」をみんなで合唱していました。
 
あの子たちは、今日が本当に楽しかったんだな。
 
そして、
いつか僕も、子どもたちが楽しかった帰り道に口ずさんでくれるような、そんな歌を届けられたら。
 
そんなことを思いながら、楽しかった一日が終わりました。
 
敬天愛人の皆様、本当に貴重な体験を提供してくださり、ありがとうございました。
 
 
遥か先へ。
子どもたちが生きる未来を、今日よりもやさしい社会へ。
思い切り楽しめる社会へ。
 
来週も、思い切り遊ぼうと思います。

noteを読んでくださりありがとうございます。 歌を聴いてくださる皆様のおかげで、ヤマカワタカヒロは歌い続けることができています。 いつも本当にありがとうございます。