機材冷却ファンを自作したって話
配信やライブ収録案件の機材が増え
もうラックにまとめてしまうかと思った時にやっぱり発生する、そう
熱問題
特にBlackmagic DesignのHyperDeckなどの収録系は熱を持つ&熱を逃がしたい
ということで冷却ファンを導入したいと思って既製品を探すのですが
Amazonでよく見る吸気 → 後方排気は
29,224円(2024/04時点)
このメーカーは便利な、下から吸気 → 前方排気などもありますが
驚きの48,501円(2024/04時点)
唯一、国産のタカチさんのファンも12,000円弱であるのですが
少しファンの音が大きめ….
それなら作ってしまおう
ということでまずは部材の用意
・ 1Uのスリット入りパネル
https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/54128/
・ ファン(今回は6個用意)
・ DCケーブル
・ DC電源(12V)
・ ファンをパネルに固定する結束線
ここまでが基本的なパーツです
試しにファンを並べてみるとこんな感じ
40mmファンがほぼシンデレラフィット(落下はする)!
タイラップでの固定を想定していたのですが
ファンのネジ穴に通るほど細いタイラップが無く結束線へ変更
肝心の電源は、最初はファンの3pinを活かそうと思ったのですが
6個もまとめる術がなく、DC12V電源直結を選びました。
(タカチのファンも直結)
ファンのPWM線はすべて根本で切り
残ったプラスマイナスをまとめ、DCケーブルとハンダ付けし収縮ケーブルでまとめる
あとはもうアダプターと繋いで動作チェック。
なのですが…
パーツ紹介で「基本的なパーツ」と強調しましたよね
パーツ構成を練る段階で
「動作してるか目でわかったほうがいいよな…」
「配線って綺麗にまとめたほうが冷えるよな…」
「電源の引っ張られ対策したい…」
となり
細かいこだわり①
動作状況がわかるように
車のドリンクホルダーなどにつかうワンポイントLED(青)を注文
カー用品なのでもちろん12Vで動作します
こちらは真ん中上部に設置
細かいこだわり②
同じく車用品エーモンさんで配線クリップを発見
両面が元からついているので、各ファンの間に設置
細かいこだわり③
引っ張られ対策…
これはもう思いつきのタイラップです
パネルが全面スリットで良かった!
それぞれを取り付け
こんな感じ
改めて、全体図はこんな感じ
(画像では③のタイラップだけついてないです、すみません)
素人工作にしては綺麗じゃないですか??
配線の出方的に左3発と、右3発で上下逆向きにしています。
もう1点、こだわりと言っちゃなんですが
12Vの電源アダプターですが今回2Aのものを選択しました。
計算上は0.6A程しか使わないのですが
2A以下の電源は
プラグのボディーが横に向いていて
タップの場合、他の機材とぶつかってしまうので2Aモデルに…
そして、いざ
組み込み
いかがでしょう
青のLEDはスリットの間にくるようにしたので2本のラインががいい感じに。※iPhone写真なので青が強く出ています
そして、かなり冷えます。
製作費としては1万円はかからなかったものの
久しぶりのハンダつけはかなり疲れました…
参考になったという方はサポートいただけますと幸いです。
みなさんもぜひ良い冷却ライフを!!(自己責任)
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