池田大作氏死去

 創価学会名誉会長の池田大作氏が亡くなりました。若い頃は、勝手に創価学会の創始者だと思い込んでいたのですが3代目なんですよね。池田大作氏が会長になってから、公明党を立ち上げ、入信世帯が80万世帯弱からピーク時には750万世帯になっているそうですから、凄まじいです。「弘教・折伏」なんていう言葉も聞きますが、ちょっと調べた限りでは創価学会独自のものの様でした。「折伏」はも含めて、どちらも「教えを広める」のような意味があるようです。「折伏」は、もう悪いイメージしか出て来ませんが、これは池田大作氏よりも、その前の戸田城聖氏の方針だったようで「折伏大行進」なんて言葉もあったようです。


 現在でも信者数は400万人弱と聞きますが、それだけの人を集められること、信じさせることができるというのは興味の対象になります。400人集客するっていうだけでも大変ですし、従業員が400人いる会社も大きな会社です。常々思うのですが、中小企業は何とか売上を維持して、必死に従業員の給料を払っていても、辞めてしまう人も出てしまい、思うように成長させることができません。もちろん、拡大することだけが成長とは言えませんが、400万人が教えを信じてお布施を払い、何かあればすぐに集まって協力するのですから、凄いです。


 ですから著書「人間革命」も読んでみたいななんて思っておりましたが、伸び伸びになっておりました。調べてら、「私の履歴書」も書いているのですね。トインビーや松下幸之助、アンドレ・マルローなんて言う顔ぶれと対談しており、更に興味が湧いてきました。先述した「折伏」については、大きな問題をはらんでいると思いますが、トップが示した方針に向けて懸命に、いやなりふり構わず頑張ってしまった結果だと思うと、一長一短な気がします。


 岸田首相が弔問されたとのことで、野党は公明党への配慮だとか政教分離だとかガタガタ言っているようです。安倍晋三氏の国葬の時も思いましたが、人が亡くなったのですから弔問くらい静かにさせて欲しいものです。


 いずれにしても、今後、何らかの本を読んで、池田氏が何を目指し、何を成したのかみたいなところは掘り下げてみたいと思いますが、今は故人のご冥福をお祈りします。

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