共産党新委員長に田村智子氏

 共産党は、党大会で志位委員長が交代し、新しい委員長に田村智子政策委員長を起用する人事を発表しました。共産党の委員長に女性が就任するのは初めてだそうです。この「初の女性」とかってわざわざつけ加えるのも、どうなのかなと思われそうな世の中です。

 党大会なんていいますから、何となく毎年行われている者かと思っていたのですが、4年ぶりなのだそうです。調べてみると概ね3~4年に一度行われており、 短いときは2年というスパンもありました。党大会を経て人事が変わるような印象を受けておりますが、そこは別に詳しくならなくても良いので掘り下げませんでした。

 これまでの志位和夫委員長は2000年の第22回党大会で不破哲三氏の後任として院長に就任していますから24年も委員長を務めたことになります。24年は共産党史上最長の就任期間だそうです。志位氏は不破哲三書記長の後任として書記長に就任し、不破氏は名誉役員となります。書記長の役割がどのようなものか存じませんが、不破氏は93歳ですから、実務があるとしたら厳しかったでしょうね。

 田村智子氏は1984年に早稲田大学に入学し、翌年からの学費値上げに対する反対運動をしていた民主青年同盟に加盟し、翌年、日本共産党にも入党しています。卒業して日本民主青年同盟に就職。国会議員の秘書を経て1998年の参議院選挙に初出馬、そこから6回目の出馬となった2010年の参議院銀選挙の比例区で初当選を果たしています。6回も出馬するって、個人ではなかなかできないでしょうから、共産党という組織からの期待が大きかったのではないかと思います。

 2022年7月の参議院選挙にも当選しこれで当選3回ですから、参議院とはいえキャリアが長いとも言えません。因みに不破哲三氏が委員長になる前は書記局長、志位氏も委員長になる前は書記局長でした。現在書記局長の小池晃氏は当選4回ですから、心中穏やかではないような気もします。

 そんな異例の委員長抜擢ですが、どうやって決めたんでしょうね?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?