THE GIGS 2

 昨日の続きです。

 あとから確認しましたが9曲目が「One Night Carnival」でした。最初か最後だと思ったのですが、こんな中途半端なところで演ってしまうんだと思いましたが、曲の途中、ブレイクのところで暗転し、完全に演奏が停まってモニターに綾小路翔が登場しました。

 私の記憶の範囲なので、正確ではないかもしれませんが、「こんばんは『One Night Carnival』です。先ほど『今日は、お前らの聞きたい曲、全部やってやるぜ~』と言っていましたが、武道館は時間の制約も多く、、、」と始まり、そこから演奏曲のオーディションと称して、曲同士で殺りあって、勝った方が演奏されるなんて言う展開になりました。ちょっと訳が分からない展開だったのですが、氣志團の各曲を擬人化して、登場させていたのです。ですから綾小路も「こんばんは『One Night Carnival』です。」と言っていたのですね。登場する擬人化された曲たちは皆、ヤンキーです。「そんな雑魚曲しらねぇよ!」、「てめぇ、夏の曲だろ、なんで冬に来てんだよ!」とケンカが始まり、そうした状況を「One Night Carnival」が制して、「○○(曲名)と××(曲名)、試合決定!」となりました。

 その試合が手押し相撲です。どこかで絶対ふざけてくれると思いましたが、ここなんですね。一色触発だったいかついヤンキーが真面目に手押し相撲を行い、勝った曲のところでステージに戻って演奏が始まります。このVTRもどこかで見た番組のように見えてなんとも面白かったです。曲を知っていたらさらに面白かったでしょう。そんな感じでVTRと曲のターンが3回あり、最終的に仕切っていた「One Night Carnival」に対して、「お前はどうなんだ?」、「ワンナイさんよぉ」、「『俺んとここないか?』って来る訳ねぇだろ!」と絡んで、収拾がつかなくなり「ワンナイさん」が「お前らまとめてかかってこいや!」と叫んでメドレーが始まりました。

 そしてメドレー終了後、メンバーがステージ前方で挨拶して、ちょっとまた面白いやり取りがありながら、先ほど途中で止まった「One Night Carnival」が戻ってきました。もうここで終わって完成、アンコールもいらないくらいでしたが、その後3曲後、アンコールが2回ありました。

 ダンサーもたくさん登場して、衣装も何ポーズあったのやら、ライブ全体を通してステージ全体がどう見えているかを意識しての演出だったと思います。綾小路のちょっとアドリブっぽい長いMCがあり、これも面白かったのですが、ライブ全体を見るとこのMCもしっかり原稿を作りこんでいるのではないかと思うほどでした。2階席でしたが、それくらい俯瞰してみたのが余計に良かったのかもしれません。

 今後、他のアーティストのライブが物足りなくなってしまうくらい、工夫が凝らされているライブでした。いやー、楽しかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?