表彰

 弊社・宮寺営業所所属の部長・神谷英樹が埼玉運輸支局長より従事者として表彰されました。平成4年に前職の会社と弊社が合併となり、その時から勤続31年となりますが、合併は会社都合です。前職の入社は昭和60年だったので実質勤続38年になります。

 私自身は小学校以来、表彰なんて言うものに縁がないので、表彰状なんていうのもまじまじと見たことがありませんでした。内容も良く分かりませんし、小中学生の時は「以下同文です」と繰り返される授与式が面倒でなりませんでした。しかしながら、年を経て、自分よりも従業員が表彰を受けるなんて言うのは嬉しいものです。

 全文は「あなたは永年にわたり陸運関係事業の従事者として業務に精励しその成績操行ともに優秀であり他の模範であります(改行)よってこれを表彰します」というものですが、句読点が無いということに初めて気が付きました。良く見れば、会社に飾ってある賞状すべて句読点がありませんでした。結婚式の招待状や、その返信には「区切りをつける」という意味の句読点はダメと聞いておりましたが、そもそも祝い事には「終止符を打たない」という意味で、句読点は使用しないのだそうです。他に、相手を敬って手渡すものなので、読みやすいように句読点をつける気づかいは「句読点をつけないと読めない」と判断され失礼に当たるのでつけないという理由も見つけました。文頭の一字下げをしないというのもありましたが、これは明確な理由が見つかりませんでした。しかし、句読点と同じように文章を区切りを分かりやすくする手法ですから、同じような理由なのだと思われます。

 で、「表彰状」とか「賞状」とか書いていますが、今回頂いたのは「表彰状」でした。賞状、表彰状、感謝状、卒業証書、修了証書と種類がありますが、これらを総称して「賞状」で良いのだそうです。きちんと理解せずに書いていましたが、一応セーフでした。

 「操行」という熟語も所見でした。「業務に精励しその成績操行ともに優秀」という文章で、「操る」、「行う」ですから、なんていうか業務遂行能力みたいな意味かと思ったのですが、調べてみると意味は「道徳的な面から見た、ふだんの行い」で「素行」や「品行」の類義語だそうです。

 そんな訳で、しっかりと表彰状を見て勉強になりました。

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