クライマックスシリーズファイナルステージ

 プロ野球、セ・リーグのクライマックスシリーズファイナルステージは阪神タイガースが3連勝でアドバンテージの1勝も含めて4勝0敗で日本シリーズ進出を決めました。3試合とも接戦でハラハラするような展開ではありましたが、終わってみればカープファン目線からすると手も足も出なかったように思えました。

 私はやたらと大竹投手にやられたイメージを抱えており、初戦に大竹投手先発で来ると思っておりました。いや、イメージだけでなく、大竹投手との対戦成績は0勝6敗、大竹投手に勝ちが付かなかった試合でも負けていますからやっぱりやられています。クライマックスシリーズで先発した村上投手、伊藤将投手、大竹投手の3人でシーズン中はカープに10勝1敗という記事を読みましたのでが、大竹投手を外せば2人で4勝1敗ですから、相性というよりも、対戦が少ないというレベルでしょう。

 しかしながら、大竹投手初戦というのは、チームとしては奇策で、やっぱり、今シーズンのエース級の活躍をした投手を初戦に持ってきました。このあたり、王道で来たところが優勝チームの余裕でしょうね。対戦相手との相性云々ではなく、チーム力で勝つことができるという自信を感じました。

 カープの光明は、開幕投手を務めたものの、不本意なシーズンに終わった大瀬良大地投手が好投してくれたことです。しかしながら、好投報われず、サヨナラ負けを喫してしまいました。他に島内投手はよく押させてくれましたし、1stステージも含めて大道投手の火消しはお見事でした。いや、佐藤輝選手の特大ファウルには焦りましたが、それでも大道投手には敢闘賞とかあげて欲しいです。あるのかどうか知りません。

野手では野間選手と小園選手が気を吐いていました。しかし、かつては阪神ファンに蛇蝎のごとく嫌われた松山選手はどこへ行ってしまったのやら。松山選手の出塁がなかったので、代走に羽月選手なんていう場面もありませんでした。いずれにしても1点、1点、2点では投手がいくら頑張っても勝てるはずはありません。力の差を見せつけられたシリーズだったと思います。

負けは悔しいですが、2018年の優勝以来5年ぶりのクライマックスシリーズでした。決して高くない下馬評から、2位へと躍進し、この時期まで応援を楽しませて頂き、非常に楽しいシーズンでした。新井監督をはじめとするカープの皆様ありがとうございました。そして、阪神ファンの皆様、日本シリーズ進出おめでとうございます。

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