G7サミット

 広島でのG7サミットが無事終了しました。昨年の安倍元総理銃撃事件にに先月の岸田総理襲撃事件もあって、おかしな輩が余計なことをしなければいいなと思いましたが、何事もなくて良かったです。一部、デモ隊と機動隊が衝突するなんてことがあったようですが、そこは「何事もない」で処理していいと思います。

 外交的な論評など並べられもしないので、うっすい感想ですが、まずはスナク首相のカープ靴下でしょう。私自身はどちらかといえば熱心な部類に入れて頂けるくらいのカープファンですが、不覚にもあの靴下は知りませんでした。まぁ、知っていてもあんな真っ赤な靴下、使い所もありませんから買わないですけどね。スケジュールに靴を脱いで上がる場所があることから靴下を選択したそうですが、初見ではなく少しズラしてこうしたサプライズをすると印象に残りやすいでしょうね。また、英国大使館のTwitterアカウントでは「安心してください。はいて・・・ではなくて」と、先日イギリスの番組で好評を博したとにかく明るい安村のネタまで織り込んでいました。ただ、スナク首相はカープについて「Fumio-san's team!」と言っていたそうですが、文雄さんのチームではなくオレたちのチームだかんな。

 平和記念公園での献花はとても良かったですね。おそらく第二次世界大戦で最悪の被害を被った都市で、敗戦国とされる日本、ドイツ、イタリアの首脳と戦勝国とされるアメリカ、イギリスの首脳、カナダとフランスの当時の立ち位置は詳しくありませんが大きく分けて戦勝国側だとして、その首脳が被災者を悼むのですから、稀有な光景だと思います。原爆死没者慰霊碑にある「過ちは繰り返しませぬから」という文言は、主語がないのでさまざまな議論があるようですが、G7首脳がこの文言の主語になれば、しっくりくるように思います。いや、アメリカだけでもいいのかもしれませんが、、、。

 平和記念資料館を観て頂けたのも良かったと思います。「唯一の被爆国」なんていう被害者を前面に出した物言いは、あまり好き点はありませんが、本当に唯一ですし、どれだけ悲惨な状況に見舞われたのか、資料館を観るのと観ないのとでは、理解に大きな違いが出てくると思います。岸田総理が会見で今日、こうして人類の生存を信じ、平和を希求し、広島に集う各国のリーダーたち、世界のメディア、明日を担う若者や子供たち、そして先の大戦を知る皆さん。我々はみな「ヒロシマの市民」です。世界80億の民が全員、そして「ヒロシマの市民」となった時、この地球上から核兵器はなくなるでしょう。私はそれを信じています。」とおっしゃいました。そうなるにはまだまだたくさんのハードルがありますが、このサミットで二歩も三歩も進んだと思いたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?