警視庁捜査二課

 役所に電話をして、担当者が不在だったので、携帯電話に折り返しを頼んでおきました。しばらくすると「非通知」の表示で電話がかかってきました。役所からの電話は非通知のこともあるのかと思いましたが、特に気にせず電話に出ると「警視庁捜査二課の川島です。」と名乗りました。「えっ?!」と驚いて、ちょっとドキッとしてしまいましたが、「続けて、詐欺事件の件で野村さんのご協力をお願いしたいのですが、お心当たりはありますでしょうか?」と問われました。警察から電話がかかって来て、ちょっとドキッとしてしまったものの、この辺りは自信満々に「ないです」と返答が出来ます。ちょっと怪しいから遊んであげようかと思いましたが、その時は営業所に一人でおり、会社の電話が鳴ってしまったので、「警視庁捜査二課の川島さんでよろしかったでしょうか?ちょっと他の電話に出なければならないので折り返し電話します。」と伝えると「よろしくお願いします。」との返事でした。

 怪しいとは思いながらも、やっぱり確認しないと気が済まないので、警視庁の代表番号に電話してみました。役所と同様にまずは自動応答のガイダンスです。といってもガイダンスを聴く前段階で「緊急の事件・事故は110番を」、「ガイダンスを聴く方は1」、「メニュー番号がわかる方は2」、「担当者の内線番号がわかる方は3」と選択肢があり、そこから1を選択すると、「1、都内の警察署の番号案内」、「2、免許証、交通関連」、「3、落とし物」、「4、施設見学」、「5、留置に関すること」「6、職員への意見」、「7、情報提供、相談等オペレーターとの接続」と7つも選択肢がありました。

 7を選択してオペレーターの方が出られたので「警視庁捜査二課の川島さんより、詐欺事件の捜査協力の依頼を受け、折り返し電話をしました。」というと、捜査二課につないでくださいました。案の定、「川島というものはおりません。」、「こうした電話が一日に数十件かかってくるので、おそらく詐欺の電話」とのことでした。電話を受ける方からすればうんざりしているところなのでしょうが、「大丈夫でしたか。お金など振り込んでいませんか?」と心配してくださいました。丁寧なご対応に感謝です。

 私は導入部分で電話を切ってしまったので、その後どのようにストーリー展開されるか気になったので、ネットで検索してみました。すると、大型詐欺グループの幹部と思われる事務所兼自宅から私(電話の相手先)のキャッシュカードが見つかり、関与している疑いがあると言われるのだそうです。いやいや、そこからどうしてこちらがお金を払う展開になるのやら、「家族や職場に内密に処理するならお金を、、、」みたいな感じなのでしょうか。

 こうした事態も心が呼ぶと捉えています。引っかかるかどうかも心の問題でしょうが、その前段階で、個人情報が洩れて詐欺まがいの電話がかかってきてしまう時点で、私の心に反省しなければならないことがあるのでしょう。先日の当て逃げの時はちょっと心当たりがありましたが、今回はあまりないので、いろいろ思い起こしておきたいと思います。

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