安部元総理暗殺から2年

 安倍元総理が奈良市で参院選の応援演説中に銃撃され、死亡する事件から2年が経ちました。昨年にも同様の投稿をしており、確認してみると1年の間に「安倍元総理がご存命なら、、。」と思うことが多々ありました。

 そこから1年ですが、裏金問題が明るみに出ました。既に2022年11月の赤旗には掲載されていたそうですが、そこから1年経って11月ごろに読売新聞やNHKが報道して大騒ぎとなりました。内容的には非常にセコい話なのですし、赤旗が騒いでも大したことはないということが露呈されたと思うのですが、どういう経緯で1年経ってから騒ぎだしたのかと思うと、このタイミングも気持ち悪いです。

 そこから槍玉にあげられるのは清和政策研究会の議員が中心でした。それも、安倍元総理は無くなっており、8ヵ月しか会長を務めていないのに、報道されると「安倍派」と呼ばれていました。実際に安倍元総理は、こうした裏金の存在を知って、止めろと皆に呼び掛けたそうですが、その後、非業の死を遂げることになります。その後、また裏金を再度行っていたのですから、情けない話です。

 池田佳隆議員が逮捕となりましたが、この方については自分の会社でパーティー券を購入し、それは経費になりますから利益が圧縮され法人税も減額、パーティー券収入が自らの政治団体の政治資金収支報告書に記載されていたとしても、こちらは非課税ですから質が悪い上に、それさえ記載していなかったというのですからどうしようもありません。

 他にも様々な議員が追及を受けましたが、歯切れの悪い受け答えばかりで情けない姿をさらして頂きました。中でも宮沢博行元防衛副大臣は情けなかったですね。派閥の内情を暴露したような形だったので、「男を上げた」なんていう報道もありましたが、「(政治資金収支報告書へ)記載しないでよいという指示があった」なんていう中途半端なことを言っていました。また、「派閥から指示があった」という言い方でしたが、具体的に誰からとは言いません。結局、宮沢氏からすれば指示した本人にバツが悪いから言えないのでしょうね。こういう時は、腹をくくって「○○が悪いんだ」くらいのことを言ってほしいものです。

 一方で、宏池会は解散となり、岸田首相について「潔い」みたいな評価になっていたようですが、宏池会の元会計責任者は立件されています。なんていうか、「色々調べられないうちに解散してしまえ」という感じで、清和政策研究会よりももっと悪いことしていたのではないかなんて邪推してしまいます。

 そんな感じですから、やっぱり安倍元総理は草葉の陰で泣いておられるでしょう。

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