背番号を譲る

 ドジャースに移籍が決定した大谷翔平選手ですが、背番号はエンゼルス時代と同じ17となりました。ドジャースではすでに2019年から3年間ジョー・ケリー投手が17を着用しており、ケリー投手はFAでホワイトソックスに移籍後、今シーズン途中でドジャースに戻りましたが引き続き17を付けています。正直、大谷選手が背番号にそれほどこだわりを持っているとも思っていなかった上、大谷選手の話題から想像すると、背番号を譲ってもらおうなんて考えることもないでしょうし、球団が用意すると言っても辞退するのではないかと思っていました。

 しかしながら、そんな報道を聞くこともなく、入団会見で背番号17のユニフォームを着ていました。「あ、受け入れちゃうんだ」とちょっと拍子抜けしたのですが、ジョー・ケリー投手の奥様・アシュリー婦人が、大谷選手加入を熱望し「Ohtani 17」と「Oh take 17」(17番を奪って)を組み合わせた「Ohtake 17」というキャンペーンを行っていたことを知りました。大谷選手もここまでされると、無碍に事態という訳にもいかなかったのでしょう。動画を見せて頂きましたが、白いTシャツを着たケリー投手の背中にマジックで「KELLY 99」と書き込んでいるのには笑わせてもらいました。でも、そのひとつ前の動画にはご自身のものであろう背番号17のグッズが大量に紹介されており、背番号17への愛着も感じられました。若干、ケリー投手が尻に敷かれている感じもイイです。

 そんなエピソードを聞いたと思ったら、大谷選手からアシュリー婦人にポルシェがプレゼントされたとの報道です。どれだけ驚かせてくれるのやらすさまじいですね。大谷選手がポルシェとアンバサダー契約を結んでいたことも知らなかったのですが、契約から2週間余で納車させてしまうというのは、アンバサダーだからこそなのでしょうか。ポルシェの宣伝効果も凄いことになっているのでしょうね。

 譲るとか、辞退するとかそのレベルで考えていた自分が恥ずかしいです。自分の発想自体を変えていかないと、付いていけませんね。これからも、まだまだ驚愕させられそうです。

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