輸入コイル

 先日、弊社グループ会社でのデバンニング作業に立ち会ってきました。場所は埼玉県ときがわ町、お客様が輸入された小さめのコイルを弊社拠点にてデバンニング、保管し、お客様の工場へ必要に応じて納品するという業務です。今までは外注しておりましたが、内製化の体制が整ったので見学に行きました。

 デバンニングとはコンテナから貨物を取り出す作業の事です。コンテナに積み込む作業はバンニングと言います。

デバンニング1

 フォークリフト用のスロープを設置し、そこに合せて海上コンテナを駐車してもらいます。コンテナの中に見える白い丸がコイルです。コイルの重量は2t程度、フォークリフトは2.5t対応です。

デバンニング2

 フォークリフトでスロープを登って行き、そのままコンテナの中へフォークリフトが入ります。そしてフォークリフトの爪でコイルを持ち上げて、コンテナから出てきます。

デバンニング3


そして、そのままスロープを下ります。

デバンニング4

デバンニング5


 無事に地上に降りて、倉庫の中へ格納となります。

デバンニング6

 このパレット、下部を見て頂くと角材がフォークリフトの向きと直角になっており、フォークリフトの爪を挿すスペースがありません。こうした場合、ワイヤー等をパレットに掛けて引き出す、ハンドリフト等で商品の向きを変えるなんていう作業が必要になる場合がありますが、今回コイルという商品の特性を活かして、担当者が内径に合せた治具を作成、フォークリフトの2本の爪をぴったりと寄せて内側から持ち上げました。重量物なので、ワイヤーなどで引っ張る場合でもパレットが破損してしまうなど、上手くいかないケースもあり、場合によってはパレットが崩れ、商品の破損につながります。この治具は手作りで、たいした金額でもありませんし、安全かつ効率的な作業を実現してくれました。

 コイルに限らず、様々な商品のデバンニングに対応が出来ます。一時保管、出荷も含めてご用命ございましたらよろしくお願いします。


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