米子市長

 昨今の統一教会報道、バカバカしいと思いながらも、一笑に付すこともできずモヤモヤしておりました。しかしながら、ここへきて膝を打つようなコメントを目にすることができました。鳥取県は米子市長・伊木隆司氏がfacebookに投稿されたものです。投稿のスクリーンショットを貼らせていただきます。

 まずは正直に統一教会の集会に参加されていると宣言されているのが気持ち良いです。そして、ご自身の政治姿勢として、お考えをしっかりと述べられています。「市長という立場は、私の支援者であろうとなかろうと、思想信条がどうであろうと、市民であれば話も聞くし、姿勢報告を求められれば行うこともありますし、それを私の政治姿勢としています。」というところですが、おっしゃる通りだと思います。政治家ともなれば、会合への出席を求められ、出席が叶わなければ祝電でも送ってくれるものです。弊社のような小さい会社の周年事業にも、市長や市議会議員、県会議員、地元選出の国会議員なんて言う方は声を掛ければ出て頂けるわけですから、それがたとえ宗教団体だったとしても出席くらいはされるでしょう。安倍元首相が動画で祝辞を送った団体も、トランプ大統領らも送っているようですし、当時国連事務総長だった潘基文氏から頼まれたとも聞きますので、そうであれば断ることもしないでしょう。

 霊感商法については、被害者自身が自分を被害者と思っていないケースも多いと聞きますから、本文中に「消費者契約法基づいて、適切に司法の手続きが行われるべきですし、そこに至らない相談が必要ということであれば、米子市役所内に消費生活相談窓口がありますので、そこでしっかり相談対応いたします。」とありますが、そのあたりがちょっと難しくなってしまうのかなとも思います。ですから、山上容疑者に代表されるような、被害者のご家族が教団に恨みを持つというのも分かるわけですが、だからといって、その団体であいさつした政治家に矛先を向けるなんて言うのは訳が分かりません。

 個人的には選挙協力も問題ないと思いますが、そこから団体行事への出席、挨拶なんていうあたりを超えて、いろいろと政策等で便宜を図るようになってくるとよろしくないでしょうね。そうした話は、現状、教団の名称変更のあたりかと思うのですが、これも煽っている人を見ると推して知るべしというか、、、いや、そうした判断はいけないのですが、統一教会に限らず、業界団体とか、一般の後援会などでもそうしたことははびこっているようにも思えますから、何ともおかしな話だなと改めて思いました。

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