一岡竜司投手引退



 カープの三連覇を中継ぎで支えた一岡竜司投手が引退を表明しました。球団を通じて「ジャイアンツから移籍してカープで10年間お世話になり感謝しかありません。カープファンの熱い声援も忘れることはないです。周りの方々に恵まれた12年間のプロ野球生活でした。ありがとうございました。」とコメントしています。


 32歳とまだまだ現役で行けそうな年代ですが、ここ数年は登板数も激減しており、本人が限界と判断したのでしょう。入団当初は怪我をしがちなイメージでしたが、2017、2018はそれぞれ59試合登板し、その後も「怪我をした」という報道は耳にしませんでした。いや、一線で活躍できていなかったので、広く報道されなかっただけかもしれませんし、報道されるような大きなケガでなくとも、いろいろあったのかもしれません。


 2011年にドラフト3位でジャイアンツに入団。ルーキーイヤーは4試合に登板、2年目に9試合と徐々に登板数が伸びてきたところでしたが、FAでカープに移籍し、カープは人的補償で大竹投手を、、、逆ですね。しかしながら、人的補償で移籍してきた一岡投手の活躍ぶりに、このように揶揄されることも良くありました。移籍時のコメントでは「選んでくれた広島に感謝。大きなチャンスだと思うのでつかみたい」と前向きなコメントをしてくれました。


 躍動感のあるフォームから繰り出す、糸を引くようなストレートにフォークボールが印象的でした。2014年の前半戦が特に大活躍で、カープ女子にも大人気だったと記憶しています。スローカーブでバレンティンから見逃し三振を奪ったシーンもよく覚えていますが、最初の頃は使っていなかったと、、、うーん、この辺りは自信ありません。


思えば私が初めてマツダスタジアムに行った時に、一岡投手がプロ入り初セーブを挙げたのでした。黒田投手の復帰登板試合でも8回に登板、2015年のシーズン初勝利も球場で観ていました。個人的に結構縁があるのかもしれません。2015年は今一つの成績で、2016年もケガで出遅れましたが、その後の活躍のお陰で3連覇を果たすことができました。当時は7回今村、8回ジャクソン、9回中崎の勝ちパターンでしたが、それに加えて一岡がいたのですから、強かったわけです。


一岡投手、お疲れさまでした。三連覇をありがとう。

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