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ミンダナオ島の子どもたちに運動靴を

はじめまして。北海道在住のまえのたかひろと申します。よろしくお願いいたします。


「誰かを犠牲にした幸せは嫌だ」


ある女性のその一言に共感し、私はフィリピン・ミンダナオ島の子どもたちに靴を贈る活動に取り組むことを決めました。

女性とは、4202足の運動靴を発展途上国に届けてきた高島幸枝さん=北海道小樽市在住=。仕事の縁で出会いました。高島さんたちは、2006年から活動を始め、
特にフィリピンの「ミンダナオ島図書館」(http://www.edit.ne.jp/~mindanao/mindanews.htm)に。

ただ、高島さんたちの団体も2019年をもって解散してしまいました。

「若い人にも関心を持ってもらいたい。支援は継続が大切」。解散を前に高島さんからそんな言葉をいただき、個人的に引き継ぐことを決意しました。


「写真の中の少女との出会い」

この写真は現地から高島さんのもとに届いた写真です。

初めて見たとき、はっとさせられました。どこか悲しそうで、また何かを訴えているような眼差し。みんなさんはどんな印象を受けましたか?

もちろん、夢を叶えた子もいます。
奨学金をもらい先生に。

ミンダナオ図書館の松居友さんによると、
「出会ったとき彼女は極貧で、障がいのある兄と弟がいました。彼らは生まれつきの筋ジストロフィーの障害があり、歩くことも、座ることすら難しく脳に障害も。それでも家族で面倒を見ていましたが、残念なことに14,5歳で亡くなりました。
そのような家庭の中で家族を支えるために奨学生になった彼女が一人頑張ったのです」という。

「想像を絶するほど輝く世界を」


「山の子たちの場合は貧困がひどく、小学校に登録しても村の70パーセントの子が2年生でストップ。

『だって、お弁当もっていけないもん』
『裸足で靴もゴム草履ももっていないもん』

小学校を卒業するだけでも夢のまた夢。
高校なんて考えられない。
大学なんて想像を絶する世界!大学出て学校の先生になれるなんて!」と語りました。

想像を絶する世界をもっと多くの子どもたちに見てもらいたいー。

それに協力できるチャンスがあるのに、掴まないという選択は私にはありませんでした。
会社員として働きながらでも、可能な支援。

「靴はもういらない」

そんな言葉を聞くまで続けることが目標です。

まずは今年100足からスタートします。

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