見出し画像

投資目的の転売を禁じます


無題1
F50号キャンバスに油彩

わたしの絵の値段を決めました!

ていうか、まだはっきり何円かというのは決まっていませんが、とにかくわたしの絵の値段は、わたしが死んだ後も未来永劫その値段とし、転売目的でその値段を変更することを禁ずるものとします。

すなわち◯号のタブローはゴールド✖️グラムです。

正確なグラム数は世の中のお金が金本位制になった後、速やかに発表します。

絵描きの皆さん、わたしの真似をして下さって結構ですよ。

これでヨコシマな考えで値段を釣り上げるような美術マーケットは終了します。

なので、特定の藝術家に人氣が集まるような現象も落ち着くことでしょう。

従来通りのオークションの類が好きなお方様はどうぞご勝手になさってください。

わたしは身に余る収入など不要です。

もしそれでも絵が売れすぎてお金が余ったら、クラウドファンディングのめぼしいものなどを見つけて支援させていただきます。

わたしの毎日の食事は、米2合とパスタ100グラムとうどん1玉と具無し味噌汁と梅干しとごま塩です。

コーヒーには贅沢させてください。たまの外食も楽しませてください。

メインである画材購入費と、発表のための資金以外の贅沢は、知れているのです。

ここからさらに発展した楽園主義の世界におけるわたしの絵のあり方は、またぼちぼち考えます。

とりあえず新しい世界であなたをお待ちしております。

・・・と、考えることしばし。

わたしのこのアイデアが受け入れられたなら、ひょっとしたら全ての絵画が○号×グラムで統一されてもおかしくないのではないか、とか考えます。

藝術作品の価値って、金銭で測ることが、そもそも無理なのではないでしょうか?

大家もアマチュアもみんな一緒の値段、これはまさに音楽と一緒?

画家もミュージシャンと一緒で、ロングテールが食える時代になるのでは?

言葉は悪いけど、蓼食う虫も好き好きって、必ずあると思います。

今いる人氣作家も評価が変わってきたりしてね。

考えたら楽しくなってきました。

画商や画廊もまた活性化しますよ、きっと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?