政治家としての新しい境地を迎えて、再出発できそうな気がする話。
こんにちは、奥澤高広です。
都議を務めていたころから2年、市長選での敗北から1年半となり、やっとこさ新しい境地が見えてきたような気がするので、ペンをとります。
結論から言うと、私は根っからの政治家であるということ。
市長選敗北後の体調不良
市長選で敗北してからも、しばらくの間は日本維新の会の一員として、恩返しの気持ちで政治活動を続けていたのですが、実は、昨年の秋頃から体と心がついていかなくなり、離党を申し出ていました。
特にメンタルでは、政治活動中に脂汗が出てきたり、声が出なくなったり、支援者の前で涙が止まらなくなったり、ということもあり、自分にブレーキをかけることにしたのです。
まずは、自分の生活を立て直すことを第一に考えて、少しだけ余裕を見つけては街頭で挨拶をしてみたり、統一地方選ではお世話になった方々の応援に奔走したりということを続けてきました。
「政治家」としての奥澤に期待してくださる方からみれば、物足りない姿だったと思います。また、不義理な奴だと言われることや世渡りが下手だと陰口をたたかれるようなこともあり、ぐさっと来ることもありました。
見え始めた新しい境地
そんな中でも、自分のペースでやればいいよと声をかけてくれたり、一緒に仕事をしようと誘ってくれたり、温かい仲間たちに囲まれて、少しづつ体調も戻ってきました。
加えて、「政治家」として、常に選挙に追われていた中では気付かなかった町田に住まう人や街そのものの魅力に改めて気づかされることが増えてきて、あ~、本当の政治っていうのは日常の中にこそあるのだなと思うようにもなりました。
もっといえば、これまでの「政治活動」は選挙で投票してもらうための張りぼてのようなものだったんじゃないかなとも考えるようになり、これからは日々の暮らしの中で、少しでもよりよい社会をつくっていくための活動をしていこうと思えるようになりました。
もちろん、これは政治家をやめるということではなく、本物の政治家に近づいたのかなと自分では解釈しています。
政治家おくざわ高広を証明する
そんな境地を迎えている私が、次の市長選までの二年半ですべきことは、おくざわ高広が町田の未来を変える本物の政治家になり得る人間だと証明することなんだと思います。
前回の市長選挙で掲げた「43万とおりの幸せがかなう町田へ」をブラッシュアップしたものが下の図になります。価値観やライフスタイルが多様化する時代にあって、幸せの形も多種多様です。画一的な街づくりや教育・福祉のあり方ではなく、一人ひとりが自らの人生の主役になって、その人生をサポートしていけるような行政を目指しています。
障がい福祉施設で働いていることも、一から十まで町田産の麦茶やみそを作っているのも、クラフトビールに挑戦したのも、魅力発信アカウント#行き先は町田を運営しているのも、不登校児童・生徒へのサポートをしているのも、すべては、この幸せの好循環を生み出すためなのです。
これらを通して、様々な人と出会い、話を聞き、場所を訪れることができていることは、今後の人生の財産になると心から思うものです。ある意味で、負けてよかったのかもしれません。
そう素直に思えるようになったからこそ、改めて、本物の政治家を目指して、もっと自分の可能性を解放して、歩みを進めていきたいと思います。
というわけで、今日は月一くらいである「眠れない夜(理由不明の睡眠障害?)」だったので、自分語りをしてみました。最近よく受ける質問への答えも用意しておいたので、よかったら最後までご覧ください。
それでは、また!
よく受ける質問への答え
Q.衆議院議員選挙には出ないのですか?
A.出ません。
Q.なぜ市長を目指すのですか?
A.閉塞感に包まれた日本を最速で変える方法は、地域から変革を起こし、モデルケースを全国に広めていくことと、社会は自分の手で変えられるという成功体験を積んでいくことであると考えています。そのためには市長になることが最善の道です。
Q.なぜ町田なんですか?
A.人には大切な日が2度あり、それは生まれた日と、その理由を見いだした日だ(マーク・トウェイン)という言葉があります。私にとって生まれたのは栃木県佐野市であり、それは故郷です。
しかし、生まれてきた理由を見出したのは町田であり、人生を終えていくのは町田です。大好きな町田をより良い街にして次代に引き継いでいきたいと思っています。
Q.政治活動はしていないのですか?
A.職業としての政治家ではないので、皆さんが想像する政治活動はほとんどできていません。しかし、日々の暮らしの中で社会をより良いものにしていくという意味の政治活動を、私にとっての新しい挑戦と捉え、毎日を精一杯生きています。
Q.日本維新の会はやめてしまったのですか?
A.体調不良を理由に、昨年の秋頃に、政党の活動からは離れていますが、私の最大の挑戦をともに戦ってくれた方々にはこれからも個人的に恩返ししていきます。
Q.政党に所属しないと何もできないんじゃないですか?
A.一緒に活動する政治家の仲間がいないことは不安も多く、寂しさもあります。たしかに政治活動は不利かもしれません。一方で、政党に所属しないからこそ、日々の暮らしの中にある政治に気付かされ、新しい境地を見出すことができたとも思っています。
Q.次は勝てるんですか?
A.分かりません。でも、精一杯やります!
皆さんからサポートいただけると、「自分の経験が社会に役立ったのかな」と「書いてよかったな」と実感することができます。いつも、ありがとうございます!