何度も何度も耳をすませば

そこに聞こえる声がある。

「もういいでしょ。

自分を責めるのは…。

いままでもう十分やってきたでしょ。

そろそろ耳をすまして、

この声を届けてよ。

あなたの声を。」

誰の内にもふとしたときに、

聞こえる声がある。

見えてくる情景がある。

なんとなく感じることがある。

それは自分の渇きと叫びだ。

自分を自分で

傷つけ、蔑み、責め続けていたところからの

内なる悲鳴。

もういいでしょ、自分を騙すのは。

もういいでしょ、自分を我慢するのは。

辛いとき、辛いって言ってあげてよ。

休みたいなら休んでよ。

自分自身はそれを望んでいるなら

素直に叫んでみようよ。

自分に、

周りに、

声を大にして…

意志を文字にして…

解き放とうよ。

世界がそれを待ってるよ。