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処罰から回復へ、「プリズン・サークル」を観て

3連休の2日目、前から周りで話題になっていた「プリズン・サークル」を観てきました。

1年に1本映画観るかどうか、というぐらい映画を観ない人間なのですが、これはおもしろかった・・

簡単にいうと、「よくこの内容映画化したなあ・・」というものでした。刑務所からなかなか許可がおりなかったこともあり、10年近くの時間をかけて実現した映画だったよう。

内容としては、以下の記事で色々と語られていますが、「TC(Therapeutic Community=回復共同体)」と呼ばれる教育プログラムの参加者たちが、どのように自分の気持ちに気づいていくのかが、ありありと描かれていました。

https://soar-world.com/2020/11/24/kaorisakagami/

刑務所の中のプログラムも印象的ですが、途中、出所したプログラム参加者が、集まって話すシーンも印象的でした。

虐待などの背景も大きいですが、プログラム参加者たちが連帯して色んな過去の過ちに気づいていく中で、いかに孤立しないか?ということが大切かというだということが、強烈に残りました。

そして、このプログラムに受けられる人は、受刑者の中でもわずかなことを考えると、そもそも犯罪を犯す前にどう予防などのアプローチするのか?といったことも、色々考えたくなる作品でした。

この受刑者は、性犯罪に限らず、強盗など色々な犯罪なのですが、自分自身は、この本の内容が思い出されました。

時間をおいて、また観に行きたい作品でした。

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