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教えるを捨てました。そしたら授業が変わりました。そして僕は仕事が大好きになりました。

東京から地元に戻って6年が経とうとしています。

英語の教師として、今でも教壇に立っておりますが、ようやく自分がやりたい授業が何か掴んで来たような気がしています。

オーストラリアでの2年間で教育学を学び、英語教育の本質を身をもって学んだはずでしたが、いざ日本で教師になって授業をしてみたら、いつの間にかテキストベースでガッツリ文法訳読式でやってしまった。

生徒をコントロールすること、自分の言うことを聞かせること、静かに聞かせることを最優先した結果、1番つまらない授業をしていました。

偏差値を上げる、受験に受からせることも意識せざるを得なかったため、いつからか当たり前にそんな授業をしていました。

でも心の中にはずっと違和感と疑問がありました。
「こんな授業をするために俺は留学したのか。」「オーストラリアでの学びは何だったのか」と。

そこから月日は流れ、地元に戻りゼロから授業を見直すことにしました。

英語教育関係の書籍を読み、他校で行われる公開授業を視察し、オンライン研修に出席し・・・。

何より、オーストラリアでの授業シーンを記憶から呼び起こしました。あの頃、自分が生徒目線で見ていたもの、先生方が何をしてくれていたのか、どんな教室環境で、どんな活動をしていたのか。

いっつも授業中笑っていたし、みんなでゲラゲラ笑ってたな〜と懐かしくなりました。毎回授業に行くのが楽しかったし、教室が好きでした。

そう、英語の授業は楽しくないといけないんだ!と。

そして、ある結論に至ります。

偏差値で現れない力を伸ばす英語の授業にしよう。

いわゆる非認知的能力をベースにした学び。

全てが変わりました。

今では授業中に教えるシーンはほぼなくなり、生徒たちの学びが主となりました。

そして圧倒的に増えた活動の時間。

もはや英語というより体育に近くなった気がします。

教科書も必要最低限の活用で、ツールとしてしか使いません。

そしてICTも使うことが目的になりかけていましたが、それも必要なシーンだけになりました。

教室を飛び出して、学校の外側に学びを広げていくような英語の授業にデザインしていきたいと思います!

生徒の参加意欲も高まると同時に、僕も英語がさらに好きになりました。

もっと英語が話せるようになりたい、もっと良い授業がしたい!!

答えはいつも現場に。

Now I really think I chose the best job!!

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