【ぶっ飛んだ未来】シンギュラリティ
2045年にシンギュラリティが起こり人類の歴史が変わると予想されています
いきなり「シンギュラリティ」ってなんだ?と思われた方が多いでしょう
◆「シンギュラリティ」とは
発明家のレイ・カーツワイルが提唱した概念で、「シンギュラリティは近い~人類が生命を超越するとき~」という本がNHK出版から出ています。
この本でどんなことが提唱されているのかを解説していきます。
前提としては、昨今までの急激な技術進化があります。
・AIが人間よりも賢くなる
・心臓が不要になる
・寿命が長くなる
・宇宙全体が計算機になる
とここまで聞いても摩訶不思議な難著です
◆技術進化は指数関数的である
近年の技術進化は恐ろしいほどのスピードで進化を続けています。その中でも半導体の性能は加速していて、これが「ムーアの法則」と言われています。
我々が持っているスマートフォンもムーアの法則に従ってます。
コンピューターの性能は上がり続けていて、2020年代にはネズミ一匹の脳がコンピューターで代替できる、2030年には人間一人の脳を代替できるまで進化するといっています。さらに2040年には全人類の脳がスマートフォンに入ると予言しているのです。
ここまで聞いてもかなりぶっ飛んでいますね(笑)
2045年には、コンピューターが全人類よりも賢くなるという予言です
これが「シンギュラリティ」です
◆シンギュラリティが起こると社会はどうなるか?
・人工知能が人間を超える
今現在のAIは、特化型といわれ、基本的には一つの事しかできません。しかし、2030年代には人間と変わらない判断力を持ったAIが生まれると予言しています。
AIはAI同士で学習することが出来、ロボット同士でフィードバックをし続けることが出来ます。その中で賢くなり続けるというのが、現在でも実現されています。
世界中のAI同士がつながって、勝手に賢くなり続けるそうです
2045年には人間よりも賢い存在になるのではないかと提言しています
◆心臓がいらなくなる
この未来では、心臓というものが、急に止まってしまうリスクの高い臓器とされていて、心臓そのものを取り除いていしまうと予言しています。さらに血液を高効率な人工血液に入れ替え、極小のロボット「ナノボット」が人体に注入され、ナノボットがヘモグロビンの代わりになって血液を運んだり、栄養を運ぶ役割をします。
その結果、呼吸と酸素がいらなくなる、さらに心臓以外の臓器も代替されていきます。最終的には骨格、皮膚、感覚器官、口、食堂上部、脳が残ると予言してます。
最終的には、皮膚はナノ工学で作られ我々はサイボーグになるだろう。
ここまでが人間2.0
◆人間3.0
だんだんFSの世界に入ってきたようで、面白くなってきました、まだまだ行きます、次は人間3.0です。
人間3.0は見た目を自由に変えられます、身体的特徴を自由に変えて、それを簡単に戻せるようになる、脳のバックアップも可能になる、とここまで聞くと完全に頭がおかしい人が書いた本だと思うかもしれません、しかし!!
なんとこのレイ・カーツワイルという人の予言がどんどん当たっているそうです。高速インターネット誰でも世界中で利用できることや、VR、ロボットが家の中を掃除する、など。そして2012年にはGoogleに入社しているそうです。
ここで気を抜いてはいけません、まだまだあります
◆寿命がなくなる
やばい、脳をアップロードできるようになる、脳のデータをスキャンして、その人間が死んだ後にアンドロイドにインストールすると、死んだ後も学習を続け生き続ける。もはやそれは本当に生きているといえるのか?
倫理とアイデンティティが問題になってきますね。
レイ・カーツワイルは死んだ父の情報をたくさん集めているそうです。お父さんは若くして亡くなっており、死んだ父と再会したいという思いが、この概念を作り出したのかもしれませんね。
・肉体の寿命もなくなる
2045年には、たいていの死因は取り除けるようになり、平均寿命は1000年になります。
ほんとうかよ
◆宇宙は覚醒する
我々にとって、いまだに謎が多い宇宙、その謎も少しずつ解明され、いずれ人類は宇宙すべてを利用するようになるとレイさんは言っています。
「宇宙全体に、我々人類の知能が飽和する、これが宇宙の運命なのだ」
と言い切っています。そうなるかどうかは、光の速さを超えられるかどうかで、光速を超える技術が必要だと言っています。
なんと!光を超える技術はたしかに存在します。
それは「量子テレポーテーション」という技術で、光よりも早く情報を伝達できる技術がすでにあるそうです。2019年12月に実験成功
光速以上の世界は着実に実用化されていくということを2005年にレイさんは予言しています。
とにかくぶっ飛んでいますが、単純に「おもしろい!」というのが私の感想です。本当にそうなるのかはわかりませんが、可能性としてはあるのかなと思いました。人類は死の恐怖から解放され、人生は耐えられるものになるだろう、とレイさんは言っています。
生命の目的は、より偉大な知識を創造し、評価し、秩序に近づくことであるともレイさんは言っています。哲学的ですね、何のために人間が生きているか考えてしまいます。
この想像力に乾杯
長文読んでいただき、ありがとうございました。
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