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AUMA News 2020/12/3

(出典元: AUMA)

連邦州の経済大臣、見本市産業の未来の保護を求める

AUMA代表のハーティング氏: イニシアチブは、コロナによって大きな被害を受けた業界への励ましになる

連邦政府は、ドイツの見本市業界を保護し、さらに発展させるためのイニシアチブに着手すべきである。コロナによる見本市の中止が続けば、主要な国際産業が弱体化するリスクがあるからだ。この要請は、2020年11月30日に行われた連邦州の経済大臣会議で合意された。ドイツの中小企業にとっては今、輸出事業を強化するための理想的な前提条件が揃っているため、今後も可能な限り多くの主要国際見本市がドイツで開催されるようにしなければならない。また、厳しい財政状況下にあっても、見本市協会がデジタル化だけでなく、展示会場のエネルギー効率にも投資できる状態でなければならない。

また、保健当局による見本市開催の認可は、感染者数が増加した場合、急に中止されることのないようにするべきである。というのも、現在のように多くの中止が発生すれば、倒産によって主催者やサービス・ネットワークに取り返しのつかない損害をもたらす可能性があるからだ、と各州経済大臣は口を揃える。

見本市それ自体以外の分野でも、例えば海外からの見本市参加者が可能な限り支障なく入国できるような、確りとした基本条件が必要だ。各連邦州の権限の範囲内で、できるだけ早く見本市の開催を再開することを目指すべきである。連邦州の経済大臣会議は連邦経済省に対し、ドイツでの見本市を強化するための協議と交渉に今後も積極的に参加することを要求している。

AUMA -ドイツ産業見本市委員会- は、ドイツの見本市主催者と展示業界を代表し、このイニシアチブを歓迎する。AUMAの代表であるフィリップ・ハーティング氏は、次のように述べている:「2020年、主催者やサービス・プロバイダの売上が70~80%減少したことを鑑みれば、これは見本市業界にとって貴重なサポートであり、励ましとなる。更に、見本市の中止のため、多くの出展者がビジネスチャンスが減り、直接的な経済的損失を被ったと訴えている。見本市の基本条件を安定させるための一歩は、経済全体をサポートすることにもなる。

翻訳:株式会社ノイ


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