見出し画像

AUMA News 2020/12/21

(出典元: AUMA)

ドイツの主催者が370以上の海外見本市を計画、記録的なスケジュール!

「ロックダウン解除後の2020年7月以来、中国では見本市が再開している。 AUMA(ドイツ産業見本市委員会)およびFAMA(見本市・展示会専門協会)グループの主催者が2021年に主催する見本市は、現時点で370以上発表されており、記録的なスケジュールである」と、AUMAグローバルマーケット部門の市場調査コンサルタントであるゲルト・ベッターマン氏は強調する。シリーズ「Da für die Messewirtschaft!(見本市業界のために!)」では、主催者達がドイツ経済の輸出にどのように取り組んでいるかについて、マーケットリサーチャーが説明している。 インタビューの全容は、AUMAブログで。

【※以下、リンク先のAUMAブログ(2020年12月8日付)の翻訳】

Da für die Messewirtschaft!(見本市業界のために!)- ゲルト・ベッターマン氏が、海外におけるドイツ見本市を分析する

見本市は非常に早い段階から、とりわけ激しくコロナウイルスの影響を受けた。AUMA(ドイツ産業見本市委員会)は業界の動向を把握し、可能な限り最善のサポートに取り組んでいる。シリーズ化して紹介し、現在のコロナ禍における経験についてお伝えしたい。

ゲルト・ベッターマン氏は、グローバルマーケットリサーチおよびドイツの主催者による外国見本市のトピック、通称「German Trade Fair Quality Abroad (GTQ)」に関するAUMAのコンサルタントである。彼は現在、コロナのパンデミックが見本市活動に与える影響を特に注視している。

ベッターマンさん、ドイツの見本市主催者が海外で活動する意義は何でしょうか?

ゲルト・ベッターマン氏:
AUMA(ドイツ産業見本市委員会)およびFAMA(見本市・展示会専門協会)に所属するドイツの見本市主催者は、世界中の国際的な出展者に対し、イベントと業界のスキルを提供しています。彼らは毎年、重要な海外の成長地域、特にアジアにおいて、300以上の見本市を主催しています。これらの主催イベントのコンセプトは、基本的にドイツの主要な国際見本市の基準に倣っているため、難しい市場であっても、出展者は平均以上の成功を収めることができます。

ドイツ主催の海外見本市の品質基準を強調するため、AUMAは海外で活動する会員の協力のもと「German Trade Fair Quality Abroad (GTQ)」というブランドを作りました。GTQラベルを取得するには、ドイツの主催者が基本コンセプトを所有し、コンセプトの実行責任を持ち、予算を作成し、また海外での運営を管理する必要があります。

コロナ禍は、海外におけるドイツの見本市主催者にどのような影響を与えましたか?

ゲルト・ベッターマン氏:
2020年のGTQイベントカレンダーは、コロナウイルスのために規定された対策によって、以前は想像もできなかったレベルのダメージを受けました。見本市の約40%が中止となり、約10%が2021年以降に延期されました。これには、2年毎の開催で、本来であれば2021年には開催されないはずの見本市も含まれます。予定されていたGTQ見本市のほぼ半分が2020年に開催されましたが、そのうちのほぼ5分の1はデジタルイベントとして開催されました。

海外におけるドイツの主催者の見本市スケジュールに関して、現在の見通しはいかがでしょうか?

ゲルト・ベッターマン氏:
ロックダウン解除後の2020年7月以来、中国ではGTQ見本市が再開しています。2021年については、現時点で約40か国、370以上のGTQ見本市の開催が発表されており、これは記録的なスケジュールです。最も重要なドイツの外国貿易パートナーとして、中国は2021年もまた、AUMAおよびFAMA所属のドイツの主催者にとって、最重要のターゲット市場となるでしょう。しかし、コロナは変動が大きい状況が続いているので、来年の見本市がどの地域で、またいつ頃から開催できるのかについては、依然として不透明なままです。

見本市に関する最新の詳細情報は、www.auma.de/Messedatenでご確認いただけます。AUMAおよびFAMAグループの外国見本市には、AUMA見本市データベースで「GTQ」マークが付けられています。

翻訳:株式会社ノイ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?