見出し画像

AUMA News 2020/11/18

(出典元: AUMA)

ドイツの企業にとって、見本市を通じたビジネスチャンスが不足している

・コロナによる見本市の中止は、経済的損失につながる
・主要な3産業団体の会員に対するアンケート

2020年、ドイツで予定されていた見本市の約4分の3がコロナのために中止となり、ドイツ企業にとってはビジネスの成果を高める見本市のサポートが大いに不足している状況となっている。調査対象企業の76%が新規顧客を獲得する機会が不足していると訴え、84%が来場者や他の出展者とのネットワークが足りないと回答した。また約60%が、新製品を実際に紹介する機会を失っていると回答している。

これは、2020年10月に機械工学、電気工学、電子機器、光学、フォトニクスおよび医療技術部門の427の出展企業を対象にアンケートを行った結果である。VDMA、ZVEI、Spectaris、そしてドイツ産業見本市協会AUMAが参加した。

調査対象企業の約60%は、見本市を通じた販売の機会も同様に失っており、また53%は、競争の観察という意味で業界の全体的な最新動向を見る機会がないと回答している。
ここ数か月、見本市への参加が中止になっていることにより、すでに40%以上の企業が具体的な経済的損失を被っている。見本市に参加しない月が更に増えていけば、損失の規模は拡大する可能性が高い。

フィジカル開催見本市に参加する最も重要な理由は、人との交流、対面でのコンタクト、そしてそれに続く新規顧客の獲得とリードジェネレーション、そして製品のプレゼンである。その他の重要な理由としては、ネットワーキング、イメージ広告、そしてカスタマーケアが挙げられる。

2021年については、現時点では非常に不確実な状況であり、そのため計画の見通しも限られたものとなっているが、それでも調査対象企業の4分の3は、今後12か月の重要見本市への参加においてブーススペースを大きく維持したいと回答している。

今後の見本市参加については、主に2つの要因に左右される: 出展者の85%が期待しているのは認可を受けた安全衛生コンセプトであり、これは政府の規制により主催者が満たさなければならない条件である。68%は、重要な海外市場からの来場者に対する渡航制限の解除を見本市への参加条件と回答している。これについては、前向きな進展があった: リスク地域から来る出展者スタッフおよび見本市訪問者で、ドイツでの滞在期間が最大5日間である場合、入国時にコロナ検査の陰性証明を提示できれば隔離義務は無い。これは、各連邦州にほぼ例外なく採用された新しい見本隔離条例に含まれているものである。

中期的な見通しについても、調査対象企業に聞いてみた: 42%が、今後5年の間に見本市の重要性がこれまでと同程度に留まるか、それどころかより高まると回答している。見本市がほとんど開催できない、現在の心理的にも厳しい状況において、これは極めて注目に値する。

翻訳:株式会社ノイ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?