安倍元首相と共有した歴史認識と「歴史戦」の志
髙橋塾の研究テーマの一つが「戦後教育と歴史認識問題」である。前者は中曽根政権下の臨教審において「教育基本法の精神」とは何かをめぐって、教育基本法の成立過程と教育勅語の廃止過程の実証的研究を踏まえて、教育基本法と教育勅語の関係を補完依存関係として捉え直し、井深大『あと半分の教育』が指摘したように、法の土台であった道徳を否定した戦後教育の問題点を明らかにした。
この歴史的事実を踏まえて、安倍政権において教育基本法改正を行い、歴史認識を正し官民一体となった「歴史戦」が始まった。まず