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序章は終わり醍醐大冒険が始まる ー 歓喜の7萬はそこに

10戦トップなし。

0-3-3-4 ▲249.0

ここまでの醍醐の成績である。


Mリーガー大本命と予想され、やっと立てたこの舞台。


慣れるまで何戦かは必要だろうとは予想していた。
だが、ここまで苦しむ姿を誰が予想できたであろうか。


「そりゃあトップを取りたいよ」

試合前のインタビューで醍醐はそう答えた。


「結果は牌が決めるもの」

普段そう言っている醍醐にしては珍しい発言。


「はっきり言って孤高とか探求者とか先切りとかどうでもいいので、醍醐大復活を願うのみ!」

監督近藤誠一はXでこうポストした。
普段とは異なり、顔文字はない。


監督、チームメイト、そしてファンの期待に応えられるか。


見せ場は開局早々東発にやってきた。

ドラの発は配牌で対子。これを早々に鳴くことができ、親の満貫12000確定。


2sを暗槓、さらに黒沢も暗槓しドラが3枚。


これに内川がリーチ。


だが親の満貫が確定している醍醐は当然降りない。

対々和もついて親の跳満18000、ツモれば三暗刻の親の倍満24000の超大物手になっていた。

そこにやってきた6m。

5mを切って36mにするか、2p4mのままで行くか。

片筋6mの方が通りやすいということもあり、6mツモ切りを選択。

その6mが内川から切られる。
またあがれないのか?

そんな不安の中、2pをツモ。

発・対々和・三暗刻・ドラ3、8000allで24000の加点。


最高位1期、決定戦に4期、最強戦決勝進出。
百戦錬磨の醍醐だが、その手はたしかに震えていた。


これまでは、大物手をあがった後加点できずトップを逃していた。

しかし、この日の醍醐はその後も加点し、東場が終わった時には49800のトップ。

下は平たく醍醐トップには好条件。
あとはそれぞれの親を蹴るだけ。

だが、Mリーガーの先輩3者、簡単には終わらせない。

この日全17局。
うち東場は5局、南場は12局。


内川2000-4000
黒沢4000all
日向3000-6000
それぞれ満貫以上をツモり、追撃。
醍醐の点棒は削られていく。


この日、2度目の見せ場は南3の1本場。


親番内川の先制リーチを受けてツモ5pに発の対子落とし。
赤5pをツモり、中赤一盃口再度テンパイ。


さらに4mをツモりツモれば四暗刻。
親のリーチも関係ない。こちとら役満テンパイである。

醍醐の異様な押し振りに、内川の顔は親の好形先制リーチした者とは思えない苦しい顔になっていた。

3mをツモった時に触った感触は2mだったんですよね。でもよく触ると3mだったんで嬉しかったの0.5秒だけでしたね。インタビューでそう答えていた。

結局四暗刻をツモれず流局。

この日、3度目の見せ場は、日向2600オールの後のオーラス1本場。

点数関係なくあがればトップの醍醐。

タンヤオで仕掛けてドラ6mとその隣7mのシャンポンのテンパイ。

満貫ツモ条件の黒沢はこの配牌から


なんとメンホンで仕上げリーチ。

南は山に1枚。


さらに内川がチートイツドラ6m単騎でリーチ。
内川があがっても醍醐トップだが、待ちの6mは山にない。


醍醐が南を掴み放銃。そんな悪夢がフェニックスファンの脳裏によぎったであろう。


南か7mか。


「結果は山が決めるもの」
醍醐は、普段そうとも言う。

それも麻雀の真理であろう。
だが、そんなことだってどうでも良いのだ。


そこに7mがいてくれと。
俺達はそのために応援しているんだ。


山に先にいたのは、



フェニックスファン歓喜の7m。



その表情は嬉しさと共に、戦いの苦しさを表していた。


計17局の大激戦
終わった時には21時を過ぎていた。



フェニックスポーズは8級。まだまだ要練習。

トップはインタビューが終わるまでその場に残るんやで、醍醐さん。


これからたくさんトップを取って、この場で練習してもらおう。


長い長い序章は終わりを告げ、醍醐大冒険がここから始まる。

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