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宗門系私大の苦難と活路 ①(深掘りLIVE #15 文字起こし記事)

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宗門系私大の苦難と活路 ①(深掘りLIVE #15)《full version》

深堀ライブ15回目ですが、今日は、というか、今日からですね、宗門系私大の苦難と活路というタイトルにしてみました。

宗門系という問題

私、宗門系の私立大学を2つ経験して、同じ宗門なんですけどね、そこの2つの大学で学長も務めたということで、いろんな私立大学の運営と経営が困難な中で、そこにさらに宗門系という問題が加わるとどうなるかということを考えてみたいと思うんですね。

宗門系の大学、宗門系の私立大学でない人にはあまり関係ないかもしれないんですが、ただ、私立大学、日本の私立大学自体が困難を抱えているのに加えて、やっぱり宗門系は独特の問題があるんですね。 宗門系の私立大学を見ていくと、うまくいってるところと、もう本当にうまくいってないところとあるんですね。

そのうまくいってるところはなぜうまくいき、うまくいってないところはなぜうまくいかないのかっていうときに、これは宗門のその学園運営というか、学校法人運営への関わり方っていうのがやっぱり1つ大きいわけですね。

宗門系私大に共通の困難

ここでは、その苦難と活路ということで、まずは苦難の方ですね。 どんな苦難があるかと。 うまくいってるところの話はちょっと置いておいて、多くの宗門系の私立大学、私が見聞きした範囲ですけどもいろんな学長さんとか理事長さんとのつながりがあって、主に学長同士のつながりがありましたけども、やっぱり宗門系の私立大学っていうのは、ある意味で共通の困難を抱えているという思いを非常に強く持っていました。

いろんな話をすると、「そうですよね、そうですよね」っていうね、本当に妙な共感が生まれるという。学長同士の間にね。 学長が宗門の方の場合もあるんですが、そうじゃない例も最近はどんどん増えてきていて、昔は宗門系の大学は宗門の学長をつけると。あるいは学長になるんだったら宗門の得度を受けろとかね、そんなわけのわからない話もたくさんあったんですが。わけわからないって言った瞬間に宗門系の人は目くじらを立てたりするんですけれども、それはさておき、やっぱり共通の困難を抱えていましたね。


何が問題なのか

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