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"zero"から分かる大谷舞さんの魅力

 本当は数学やOSなどのブログなのですが、すいません。ここ半年ほどハマってしまいまして、今日数学を勉強している時に聴いていたら色々思ってしまったので紹介させてください。


大谷舞さんについて

 私が大谷舞さんのことを知ったのは2023年の10,11月ごろだったと思いますが、彼女の活動はもっと昔からのものです。
2000年生まれの彼女は3歳の頃からヴァイオリンを始め、附属高校から東京藝大に入学、22年に卒業された方です。
入学時までクラシック一本でやってきた大谷さんは、大学1年の時に感激したケルト音楽から学んだ民族調の音の運びを取り入れ、ポップス、ロック、即興 演奏、民族音楽などを軸に「フィドル弾くバイオリニスト」として活動しておられる方です。
https://highkick.jp/ohtani , https://ja.wikipedia.org/wiki/大谷舞 参照・引用

 また、大谷舞さんは2024年1月に始めたソロプロジェクトを「モクゲキ」としています。その由来について、こう書いてあります。

It comes from the idea that she wants the audience to use every tool they have at their disposal, be it their eyes, ears, or even their whole body, to 'witness' the music that she is putting out into the world.

プロフィール

 そんなプロジェクトで出てきた今回のzeroについて書きます。MVも参考に、考察を交えてモクゲキするぞ!

zero、良すぎだろ….!

zeroは、大谷舞さんの1st digital singleであります。
嬉しいことにご本人様がモクゲキ方法を教えてくれていますので、ぜひご自身でも実践してみてくださいね。初めての方は一度聴いてみていただきたいと思います。

MVから、"モクゲキ"

 この曲のMVを見ていただければ分かるとおり、女性と出会い、別れ、もう一度、"期間限定的に"出会います。始めはグレースケール、その後の出会いでは真っ赤なドレスが印象に残る、カラーの映像に切り替わります。そして、3:40秒で姉である大谷玲凪さんが目の前で手で輪をつくり、「見ているよ」というようなポーズをとります。木村文さんも2回目の別れの際には笑顔で別れます。
これは色々な解釈があるとは思いますが、私はこれを、まるで亡くした大切な人が夢に出てきて、「いつも見ているよ、大丈夫だよ」と伝えに来たシーンように思うのです。

私個人の  "モクゲキ"

 私が思うzeroの解釈、感想、目撃を書かせてください。

 この世界に生きる大方の人々は煩悶を抱えて生きていています。時に合理的でない行動をする人間は、瑣末なことで後悔を生むこともあります。
しかし、時はかまわず進みます。
この曲は、短慮軽率に厭世的なニヒリズムに走らず、諸行無常の世界で、何を成すか、どう生きれば後悔を残さないかを教えてくれる気がするのです。
1回目の別れの後、悲しみに暮れたでしょう。嫌になったでしょう。自己卑下をしたかもしれません。さぞ苦しんだことだと思います。
しかし、真理の赤いドレスは悲しんでなどいません。青い鳥のように、明るく建設的ないのちを宿す赤い風としてやってきて、励ましてくれます。

そうは言ってもやはり、その風に気づけなかった間は涙を流したのです。
そこには人生を振り返り泣く、人間の真理が隠れているようにも思えるのです。
それがこの曲にノスタルジアを感じる所以だと思います。
また、この曲にはストーリーがしっかりと存在しています。
よくあるそこらのポップスでは、何かしらの感情に"同情"する歌詞や曲調が大変多いです。そこで止まっているのです。しかしzeroは違う。ちゃんと、行くべき道を指し示してくれているのです。大変だよね。そういうこともあるよね、でも、大丈夫だよ、と教えてくれるような曲に思えてしまうのです。

 さらに言えば、大谷舞さんが入学前まで取り組んでおられたクラシックの見識、技術、世界観が大きく影響していると思います。クラシック音楽というのは、宗教と共に発展したので、とても神秘的であったり、死生観にも通ずる世界観を持っていたりするものです。それらを学んできた大谷舞さんだからこそのzeroであると思いました。

まとめ

 以上!自分勝手な解釈を不得手な文章でつらつらと書かせていただきました。
興味を持ったという方は是非、聴いてみてくださいね!

2024.5.24

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