自民党は読売社説・当事者4団体の抗議に耳を傾けよ一保守層の自民離れを警告!
●慎重論18名・推進論11名なのに強行された「部会長一任」の暴挙
5月12日の自民党性的マイノリティ特命委員会・内閣第1部会合同会議でLGBT理解増進法案をめぐり慎重論を述べた議員が18名、推進論を主張した議員が11名であったにもかかわらず、従来の全会一致原則を無視して部会長一人という暴挙を強行したことは、良識的な保守票の自民党離れを加速し、大量離反の引き金になろう。
そのことを真っ先に指摘したのは、フジテレビ解説委員の平井文夫氏であるが、昨日の読売新聞社説も「拙速な議論は理解を遠ざける」と題して、「法律の趣旨を逸脱した過剰な主張や要求が横行し、社会の混乱を招く恐れがある」「『これも差別だ』『あれも差別だ』といった過激な主張に振り回される可能性もある」「それぞれの国の歴史や文化、社会通念を認め合うことも、多様性の尊重」「海外のLGBT対策を参考に、日本社会に相応しい施策について議論を深めることが大切だ」と主張している。
●推進団体の過激な主張・要求「デモコール」の中身
「法律の趣旨を逸脱した過激な主張や要求」の一例については、暇空茜氏が同法案を推進している団体の以下の「デモコール」を列挙している。
「おかしいぞ性別二元論」「強制するな性規範」「当たり前じゃない恋愛する事」「スペース使用は当然だ」「ホルモン治療に保険をつけろ」「私の性別私が決める」「打ち壊せ日本人中心主義」「打ち倒せ家父長制度」「天皇制を廃止せよ」「元徴用工に謝罪・賠償せよ」「元日本軍慰安婦に謝罪・賠償しろ」「在日朝鮮人を差別するな」「植民地支配忘れない」「加害責任果たせ」「今でも続く植民地主義」「在日朝鮮人も権利の主体!」「民族教育保障しろ」「全ての人に参政権・在留資格を」(等,83コールあり、「変わるべきは社会、変わるべきはマジョリティ」というコールが繰り返される)
LGBT理解増進法を推進する当事者団体のデモではこのような過激なコールが声高に繰り返される光景を何度も目にして違和感を感じる一般市民が多いが、「女性スペースを守る会」等当事者4団体が昨日自民党に提出した「修正理解増進法案についての抗議・要請書」には、次のように書かれている。
●当事者4団体の抗議・警告に耳を傾けよ
「諸外国では女性と子供らの安心安全が危機に瀕している状況も、米国の各州での混乱も、世界水泳連盟や世界陸運が方針を大きく変えたことも、イギリスが正常化に舵を切ったという重要な事実も報道しない…異常な状態…拙速に提出することなく、女性の権利法益との衝突、公平性の観点からの研究・検討をし、先行した諸外国の法制度と運用実態、混乱などの問題、またその後の制度変更などもしっかりと調査し、国民的な議論を進めて下さい」
「学校への研修の義務付けに関しては、過激な性教育が既に行われており、さらに過激化することが懸念され、その議論も十分にされないといけません。…世界から見て、日本にはこのような法律が必要とするほど酷い差別があると誤解される可能性さえあります。…現生人類が成立する前からある『性別セックス』と、時代と地域で大きく異なる『ジェンダー』とを混同したうえで議論する方々には丁寧に根本から説明すれば足ります。…今回、合同委員会で慎重にという意見の方が多いのに無理強いした状況ですから、このままでは従来から貴党を支持してきた有権者層が離れてしまいましょう」
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