拝啓、三十四の君へ

後悔も不安も恨みも連れて来い
全部まるごと抱きしめてやるよ

(今日の短歌)

先日、面白いワークを受けた後に出てきた言葉。

超ざっくりまとめると、十年後の自分はどうなっているか?をイメージするワーク。

ある手法を使って、固定観念やら遠慮やら常識やらを、まるっと取っ払ってもらった状態で語った。
なかなかにぶっ飛んだ未来が出てきた。

その終盤で出てきた質問【十年後の自分から、今の自分に何か伝えるとしたら?】には確か、「大丈夫」とだけ答えたと思うんだけど。

何がどう大丈夫なのか?まではうまく言語化できなくて。
言語化したかもしれないけど、しっくりこなくて。

ワークの本題は別のところにあったみたいだから、気にしなくていいんだけろうけど。でも。


その日の夜まで、なんなら翌日もずっと。
十年後の自分に、背後霊のようにつきまとわれてた。

日常生活にさし障るんで、もう帰ってもらえませんかね?と、自分で自分にキレるという、よく分からん精神状態になってきた頃、

後悔も不安も恨みも連れて来い
全部まるごと抱きしめてやるよ

ぽろっと冒頭のセリフを吐いて、とりあえず満足したらしい。気配が消えた。

えらいオトコマエだな私。この十年で何があった?


もっと早く動いてれば、と地団駄踏んで。

ばくぜんとした不安に駆られて二の足踏んで。

あの人のせいでずっと足止めされてるんだ、と恨み言を言って。

そんな自分を、キレイさっぱり捨て去ってからでないと、先に進めないと思ってたのかな。

連れて来いってさ。

いいのかな?



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