「アースリング / 音街ウナ」楽曲解説。

 初めまして。ボカロPをしています、たかはっPと申します。

 今回は、以前投稿した「アースリング」という楽曲について歌詞と共に解説したいと思います。

楽曲は下記URLになります。
 YouTube / https://youtu.be/dyFry_nTNgg
 niconico / https://www.nicovideo.jp/watch/sm36908949


 まず、この楽曲ですが、音楽部分は割と可愛げがあり楽しい雰囲気ですが、歌詞はいじめのことを書いてます。
 地球で生まれた、普通の人間として生きていたと思っていた、そんな人が、周りの人から、「おかしい人」「変わってる人」と言われ、しまいには「宇宙人」扱いをされるようになってしまいました。
 そんな扱いにも慣れた人が、あえて面白おかしく歌う、そんな曲です。


1番

「初めまして。地球人。 私は宇宙の生き物か」
 宇宙人と言われ続けたので、あえて、自ら宇宙人ですと自己紹介。
”生き物か”は、私自身がなぜ宇宙人と呼ばれているのか、わからないので少し疑問に思っている。

「窓の向こう眺めてたら 可愛い生き物動いてた」
 外に出ると、いつも「宇宙人だ」と言われるため、家の中で籠ることが多かった。そんなある日、かわいい地球人を家の中から見た。同じ学校に通う、同じクラスの地球人だった。

「我慢なんて知らないから いつもの姿で突撃だ」
 勇気を振り絞り、外に出た。いつも学校で会っている訳だし、とくに問題ないと思った。少しでいいから話してみたかった。

「そしたら悲鳴響いていた 異世界人種は駄目ですか…?」
 私を見つけた地球人は、「宇宙人」が居たことに気づいてその場から逃げた。そうですよね。「宇宙人」なんて、地球人のみんなは嫌いだよね。

「「好きです」伝えることすら出来ずに」
 「好きです」どころか話すことも、近づくことも、出来ないし、「宇宙人」はそんなことしちゃ駄目だ。学校で会うのは仕方ないから我慢していてくれたんだ。なのに何を思いあがってしまったんだ。申し訳ない気持ちになった。

「気付けば周りは迷彩が囲むんだ」
 悲鳴をあげられたので、大人の人たちが集まってきた。
”迷彩”は、もし、本当の「宇宙人」が来たら、自衛隊の人が対応するのかなと思いました。

「地球で生まれた宇宙人」
 私は、地球で生まれたけれど、見た目も地球人だけれど、でも、「普通」の人たちからしたら、「宇宙人」でしかないんだ。

「おかしいな完璧な変装も 地球人にはお見通しみたいだ」
 見た目は地球人のはずなのに、地球人は「宇宙人」だとすぐに気づいた。

「どんなに上面綺麗になっても 「心」とやらが違ってるようだ」
 パッと見は本当に地球人。もし、私が何も話さなければ「宇宙人」だと気づかれない。けれど、言葉を発してしまうと、「普通」の地球人とは違うから、「宇宙人」と言われてしまう。

「地球で生まれ 地球で生きた けれども私は 宇宙人でした」
 地球で生まれたなら、皆、地球人なんだと思っていた。地球人になれるんだと思っていた。けれど、違った。私は「宇宙人」なんだ。


2番

「家族に聞いても「地球人」 パパママ所謂「地球人」」
 周りの人が、皆、「宇宙人」とばかり言うので、不安になって家族、両親に、本当に「宇宙人」「異常者」なのか聞いた。でも、そんな訳ないだろ、「普通」の地球人に決まっている、と言われた。
 確かにそうだ。家族も両親も「普通」の地球人としてこの社会で生活できていた。

「親戚一同「地球人」 地球で生まれた「地球人」」
 親戚も皆、「普通」の地球人としてこの社会で生活できていた。
みんなみんな、地球で生まれたし、みんなみんな、地球人だ。

「宇宙を知らない宇宙人」
 「宇宙人」と言われるが、宇宙のことなんて何一つ知らない。それでも、私は「普通」じゃない「宇宙人」なんだ。

「おかしいな家じゃ地球人でも 外の世界じゃ宇宙人みたいだ」
 家族、親戚は皆、私のことを地球人だと言った。「普通」にしていればいいんだ。「普通」に生きなさい。
 ごめんなさい。「普通」ってなんですか。

「どんなに「心」を押し殺していても 宇宙オーラ零れてるみたいだ」
 「宇宙人」と言われないようにするために、自らはあまり話さなくなった。何も言わなければ、「心」まではわからないから、地球人になれるのかなと思った。だけれど、何も言わなくても、環境が変わっても、やっぱり「宇宙人」と言われた。

「地球で生まれ 地球で生きた けれども周りは 「宇宙人」と言う」
 地球で生まれても、地球人になれないこともあるらしい。周りの人が皆、口を揃えて言うから、私はおそらく「宇宙人」のままなんだろう。


ラスト

「地球で生きてる珍しい人に 気付けば周りはスマホで囲むんだ」
 「宇宙人」なんて本当に存在するんだ、地球の人は皆、驚いた。「宇宙人」の行動、言動全てが、変だ。皆、スマホのカメラで写真や動画を撮り始めた。

「「未知との遭遇なうw」」
 写真や動画を撮った人たちが、SNSやインターネット上に写真とともに載せた。「未知との遭遇」だって。

「おかしいな見た目地球人でも 僕等から見たら異質な「心」で」
 地球人側目線。見た目は同じだけれど、「心」が「普通」じゃない。変な奴だ。きもい。うざい。こわい。

「まるで宇宙人の様で無様だな 共有世界で哂ってあげる」
 地球人側目線。こんな危ない「宇宙人」が地球上で生きていて良いわけがない。共有が当たり前のこの世だし、バズりそうだし、晒すしかない。悪いのはあいつだ。

「おかしいな完璧な変装も 地球人にはお見通しみたいだ」
 見た目は地球人の「宇宙人」が居る。地球上のみんな知っていた。

「どんなに言う事聞いて動いても 地球人ならおどおどしないし」
 地球人の言う事は全部きいた。家族親戚の言う事も全部きいた。でも、どれだけ経っても全然「普通」にならないし、いつまでも「宇宙人」のままだ。どれだけ考えても、私の頭じゃ何が悪いのかわからなかった。
 怖かった。ここで生きるのは怖かった。できるだけ、「普通」になれるよう、生きたかった。怯えていた。

「地球で生まれ 地球で生きた けれども私は 宇宙人でした」
 もう何をしても、地球で生まれた事実すら本当なのかわからない。とりあえず、私は「宇宙人」でーす。


 長くなってすみません。こんな意味もあるんだと感じながら、楽曲をきいていただくと、また違ったように聞こえるかもしれません。
 この解説でもわからない点などありましたら、コメント等お気軽にしていただければと思います。


たかはっP

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