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住んでる人が町を作っても良いと思う。 町民発まちづくりプロジェクト「高浜明日研究所」発足した理由

はじめまして、高浜明日研究所です。

福井県高浜町で発足された町民のみで構成される
非営利のまちづくり団体「高浜明日研究所」を発足しました。

高浜は人口1万人ほどの小さな町です。緑豊かな青葉山や、かつては100万人の動員があった美しいビーチ和田浜など、たくさんの魅力が潜んでいる私たちの住む町です。

たくさんの良いものはあるのに、それがなかなか伝わらない…
こういう悩み高浜だけじゃないと思いnoteでの活動レポートをはじめました。町民がどうやって町を作っていくのか。不慣れで拙いところもあるかと思いますが、他の同じような悩みを抱える町の参考になればと思っています。

住民の本音と気付き

高浜に限らず、多くのローカルの町では行政主導でのまちづくりが計画されていると思います。私たちの町も同じです。

でも本音を言うと、大規模なまちづくり計画って…

・ ちょっと見ている未来が遠すぎたり
・ 規模が大きすぎて、よくわからなかったり
・ それ本当に成功するの?大丈夫なの?と心配したり

気付けば「良い町を作っていこう」という活動に対して、少しずつ心の距離が生まれている自分たちがいました。自分たちの町なのに。

規模の大小はおいておいて「町を良くしていこう!」になんで共感しにくいのか…町の30-40代の同世代を誘ってお酒を飲みながら舟屋で私たちは考えました。

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そして、気付いたことは「あした、あったらいいな」だと想像できる!ということ。
10年先の未来は私たちにはわかりません。でも未来の最小単位である「明日」であれば想像することができる。明日あったらいいなということだけを考え、作り、積み上げ続ければ町民がまちをつくることだってできるはずだ!そういう想いで高浜明日研究所が急遽、お酒の場で誕生しました。

お金はないけど、明日はある

高浜明日研究所は少しずつ仲間を増やし、20代、30代、40代が参加しています。
みんな、この町に住む、仕事をしている人たちです。
お金も全然ありません。笑っちゃうくらいないんです。あるのは町への愛。それだけ!

でも、今までなかった違った方法で町民発だからできる「この町を良くしていく」活動はあると確信しています。もうすでにたくさんの「あったらいいなーという明日」が集まっています。
想像してみてください。何もなかった海辺の土地に人が来て、家を作り、暮らしが生まれ、人が集まり村になり、村が発展して町になる。もう果てしない昔から、まちづくりは始まったんだなと思うんです。祖先がそうしてきたように、何もないなら生み出せば良い。
お金がないから無理だ…ではなく、維持するお金くらいみんなで考えれば作れるんじゃないかと思っています。

誰もが参加できるまちづくりを目指して

高浜明日研究所は定期的に寄り合いを開き、そこに毎回様々な人が参加します。

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もちろん誰でも参加できます。そこでは常に「あした、あったらいいなを考える」時間がもたれます。

名物のドーナッツを作れないか、青葉山のハーブを使った薬膳コーラ飲んでみたい、使われなくなった舟屋で子供の図書館を作りたい、ときおり夜のビーチに現れる屋台できないかな?名物の花火をキット化して誰でも楽しめる良いにしたい!などなど、たくさんの町民のあったらいいなが出てきます。
私たちはそれを一つずつ明日に実現していけるものから”一緒に”作っていこうと思っています。

大きすぎて遠く感じたまちづくり計画も同じ「町を良くしていこう」だと今では思えます。でも、それを「ちょっとよくわかんない」で離れていただけな反省も少しだけあります。
じゃあ、自分たちができる「町を良くしていこう」ってなんだろうを考え出したことが私たちの一歩でした。出自も規模も全然違うかもしれません。でも同じ想いであれば、しかもそれがたくさんあるならば、それって絶対良い町になるんじゃないかと思います。

高浜明日研究所は誰でも参加できます。
子供から、大人まで、この町をもっと良くしていきたいなと言う想いがあれば、ぜひ皆さんの「あったらいい明日」を聞かせてください。そして一緒にワクワクして、生み出してしまいましょう。

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次回予告

「名前と場が生まれると、いろんなことが動き出す!(仮)」

高浜明日研究所が誕生し、最初にトライしたこと。
そして、そこで得たことを公開します!

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