食でつながる、元気をもらう

皆さん、コロナで大変な状況ですね。私もなんだか最近心身ともにお疲れ気味でした。でも、あるきっかけで、この状況も悪いことばかりじゃないな、自分でもできることがあるなと思うことが出来ています。今日はそれをシェアしたいと思います。

きっかけはEMS(エッセンシャル・マネジメント・スクール)という社会人を主な対象とした学校で、やたらと食いしん坊で、四六時中食べ物のことを考えていたら幸せという、私と「同じ匂いのする人々」と出会ったことでした。

このEMSという学校はすごく面白い社会人学校で早稲田大学のMBAで教鞭をとり、東日本大震災の時に「ふんばろう東日本」プロジェクトという最大のボランティアプロジェクトを立ち上げて大活躍した西條剛央さんが代表の学校です。本質を学び、活かし、自分も周りもよくしていき、結果世界を幸せにしていこうという実に「まっとうな志」にあふれた学校です。この学校についてはまた別の機会にご紹介します。

そんな繋がりで出会った4人がこんなコロナの状況でもなにか食で人々がつながることが出来ないかなーと話していて、すでにメンバーの一人がオンラインで作る様子を実験的に流してみたりしていたこともあって、生まれたのが「telecook」という取り組みです。

telecookは端的にいうとオンラインで「台所をつなぐ料理会」です。既に1か月で登録数130人を数え、ますます充実してきました。

telecookの特徴は場の寛容さです。料理会と言いながら、なんと、’’作らなくてもよい’’(笑)というルールがあります。

先生役の人はいるのですが、参加者が楽しんで、おしゃべりしながら作ることを一番の目的としているので、「材料はこれでなければならない」、「道具はこうあるべき」、「仕上がりはこういう感じで」という押し付けは一切なく、自分のペースで、自分が買える材料で、自分のキッチンと道具で作ればよいということにしています(その分、講師のアドリブ力が試されますが)。

お子さんの声が入ったりすることはしょっちゅうですし、お子さんが料理に参加してくれる場合もあります(毎回、一人で作る小学生のつわものもいます)。その声を聴いたり、一生懸命に作る姿を見てみんなで癒されています。

そんなゆるい雰囲気なので、参加する方は気楽です。でも、自分の台所で、道具で1から10まで作っているので、再現性が高く、応用が利くのです。そして、家族と出来立てを一緒に食べることも出来ます。通いの料理学校ではこうはいきません。一人暮らしの人はご近所さんにおすそ分けしたりもして楽しんでいるようです。

「食」を通じて知らない人同士がすぐにつながって、作る楽しさ、食べる喜びを分かち合うことで、元気をもらい、元気を与え、ポジティブな力があふれる場が生まれる。

そんな場をこの短期間に創ることができたことは一重に、一緒に創ってくれた運営事務局と参加者の皆様のおかげです。この場をお借りして感謝を申し上げたいと思います。

今後もこの活動を続けていけたらと思っています。運営にかかわってくれる方々も当初の4名から増えつつあり、頼もしいことです。

今後は、外食向け需要が減退して大変なご苦労を強いられている生産者の方の支援のイベントやプロから教わる料理教室、耕作放棄地となっていた梅生産地とつながっての梅仕事等企画が目白押しなので、一段と楽しくなりそうです。

参加してみたいという方は紹介でのみ募集していますのでご一報ください。

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