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かんじんなことは、目に見えないんだよ(サンテグジュペリ)

かんじんなことは、目に見えないんだよ(サンテグジュペリ)

 難関校に合格したいなら、敗北していく子を観察してみるといい。必ず間違ったことをしているので、反面教師になる。たとえば、
「A参考書が絶対にいい!」
 というタイプの子。

 参考書や問題集が自分を合格させてくれるわけではない。A参考書は、キミは気に入っているかもしれないけど他人には好まれないかもしれない。

「B先生の授業など役立たないから受ける必要はない」
 というタイプの子。

 勉強は、自分でやるもんだよ。誰かの授業を受けたから成績が上がったり、誰かの授業を受けたから成績が下がったりするものじゃない。

 こういうタイプの子は、根本的に間違っていることがある。それは、他人が自分の受験の成否を握っているという間違った信念を持っていることだ。

 自分の人生は、参考書や先生という目に見えるもので決まりはしない。「好奇心」や「向学心」という目に見えないもので決まる。塾や予備校が
「こうすれば、必ず京都大学に合格できる!」
 といった類のキャッチコピーを使うけれど、全部ウソ。

 京大に合格するのは、そういう目に見えるカリキュラムを信じない子たちだった。

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