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「ジャズライブ」

プロジャズミュージシャンのお話から。

【お店からライブの直前に、「予約が少ないんだけど」というような連絡を出演ミュージシャン側が店主から受けてしまい、辛くて精神がもたなくなる、という話題について。】

私の身内がいい事を話してました!
それに尽きるような…

「今の時代は供給が多過ぎるんだよ。
それに比べて需要が少ない、、、
バランスが悪いからこうなってしまう。」

日本にはジャズファンは物凄く多い。
今だに世界一ではないだろうか。

だけど彼らは日本人ミュージシャンのライブには行かない。大きなハコでの外タレや非常に有名なジャズメンは除いて。

これだけ毎日国内の数多くのライブハウスでジャズが奏でられてる。
一流もいれば??な方々もいるけれど。

供給は物凄く多いのに、聞きにくるリスナーたちは相変わらず増えない。
同じような方々が毎日、選んでライブ場へとミュージシャンに会いに行く。
同じ顔触れだ。

そうなれば、必然的にリスナーがとても少ないお店も増えてくる。ミュージシャンによって、もあるけれど、これは至極当然のこと。

魅力的なハコならばそれなりにお客様はついてる、とはいえ、1時代前とは大分変わってきてるのも確か。まず常連となってた方々の加齢の問題もあるし(^^)もう来なくなってる。

新しい常連をお店側が作るのもかなり大変な時代。何故ならば、高いお金を払ってくる若者はやはり今は少ない。
払うならば高くともBN等の外タレに行くわけですね。

だけれど、出演ミュージシャンだけに集客を頼るのはおかしな話。プロになればなるほど。連日ライブをしてるのだから、ファンの方々は分散してしまう。
いかに魅力的なお店にするか、をもっとお店側も考えて欲しい。

リスナーたちもミュージシャンだけではなくお店も選ぶ。
あそこは苦手だから、他のライブに行きますね、とか聞こえてくる事もある。私の歌を聞きたくとも、その出るハコが苦手ならば来てくれない事もある。
勿論、その逆も然り。

お店側が気付いてないのはここではないだろうか。リスナーからしてどのような印象を持たれているのか、、、

私は大昔に、「あんな広いコンサート会場は満席なのに、どうしてうちにはお客様を呼んでくれないのですか?」て、、、店主に言われた事がある。
辛かった…
呼ばないのではなくて…
でも、口にはせず我慢。誤りました。

まとめれば、
こうして音楽を提供する側である供給ばかりが増えて、ライブハウスに来るリスナーという需要が増えない。

このアンバランス感が全ての原因だと、、、私もそう思います。

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