スタジオから飛び出せ!

今朝、目が覚めると外の様子が気になった。雪が積もっているかもしれない。

雪の量によっては、早く家を出ないといけないし、積もってなければもう少し寝ていられる。

布団から出たくない僕は息子に「外、雪積もってるかもしれへんで。見てきてみー」と言った。

子供は雪と聞いて喜んで見に行く。しめしめ。僕はぬくぬくのスタジオから雪国に中継をつなぐ悪い大人だ。

現地のレポーターに「雪はどうですかー?」と呼びかける。

レポーターは「わー!」と言った。

どっちやねん!何の情報もない0点のレポート。このレポーターではダメだ!次の中継先とつなぐ。

娘レポーターさん、そちらの様子はどうですか?

「わー!」

0点再び…雪の情報はまったく入ってこない。子供ではダメだ!ここはやはりベテランレポーターに任せるしかない。

「うわー!」

奥さんレポーターは窓の外を見てわざとらしくそう言った。

三人で外を見ながらキャッキャしている。『現地はとっても楽しそう』という情報だけが僕に入ってきた。


「積もってるかどうかは、自分の目で確認しなさい」と奥さんが言う。

渋々、布団から出た僕は、窓の外を見て大袈裟に「うわぁーー!!」と言った。

真っ白な景色を見ながら、みんな笑った。


いつもより早く家を出ないといけない雪の日の朝が、とてもいい朝になった。


【高木班長ちゃうんちゃう?】というネットラジオをしています。

是非、聴いてみてください!

https://open.spotify.com/episode/6MDBgHMyTJHmvIdwiyC5Kn?si=ujKUWXNpQTKFiusxdMDSXw


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?