週刊タカギ #6
こんばんは、高城顔面です。
とかくこの世は難しい。そのひとことに尽きます。
本日は1/19(金)。短歌を掲載します。
(無題)
Recorded 死んでしまったわかものの声がおしなべて過去形になる
マヨネーズ味にしてゆくポテサラに「画一的」の一語が浮かぶ
ささやかな抵抗としてかけてみるウスターソースのほどよい濃度
asleep まぶたの裏に街があり誰もがそこで笑うのだろう
レーズンを避けるみたいに人間を嫌えることも才能ですか?
高尚な考え事のその前にごはんを食べる低俗だから
美しい国だと本気で思うなら誰かわたしを止めてください
「かよこさん」と呼びたい人がふたりいてどちらにもまだ会えないでいる
胃の底に沈みつづける未消化の気持ちがずしりと主張している
するがまま/されるがままの人間と犬がじゃれてる動画を見てる
たましいの話をしてる友だちがずっと続ける不買運動
やみくもに光をつかむまねをしてそれでどうにかなるのでしょうか
次回は1/22(月)更新予定。一首評を掲載します。
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