コロナ禍で変わったお客さんの動き
少し前に、美容院に行ったときのことです。
▼美容院にて
ぼくがどんな髪型になったかなんてどうでも良いのですが、そこで美容師さんから聞いた話しが興味深かったので、共有します。
その方は行きつけの美容室のオーナーさんでして、もうかれこれ15年近くのお付き合いになります。
途中で何年か離れたこともありしたが、5年ぐらい前に縁あってまた切ってもらうことになり、それからずっとです。
美容師目線から20年ほど、様々な社会情勢を経験してきた彼ですが、やはりコロナはとても特殊であり、そしてあながち悪いことばかりでもなかったとのこと。
▼日曜休みのサービス業
大きな変化としては、お客様の来店タイミングが変わったそうです。
これまでは、仕事終わりの時間帯や土日祝を中心に予約が集中していたのが、平日の昼間に移行してきたとのこと。
テレワークの合間とか、なんならカットやカラーの間パソコン開いてカタカタやってたりするそうな。(接客する側としては楽とのこと)
たしかに、女性の場合カラーやカットも込みとなると、移動含めて3時間ほどの時間が費やされることになります。
それが、仕事しながらこなせるとあらば、平日の日中に予約入れますよね。
そして、なんとそのおかげで、日曜日に休みが取れることになったとのこと。
これって業界的にはありえなかったそうです。
子供と遊べるわー、と言ってました。
▼提供サービスバランスの変化
さらに、美容にかけるお金が、人によっては増えたそうです。例えばカラー。
ちょっと派手な色にしても、テレワークで画面越しに見る分には気づかれないし、ちょっと前から流行ってるインナーカラーってやつも、結んじゃえば全然映らないんですって。
となると、お店としてはお客さんが選ぶメニューが増えるので、利益が増しますよね。
さらに、出かける事が減ったから連動して減りそうな美容費も、逆に増えてるケースもあるそうです。
外食等に使うお金が減ったので、その分良いシャンプーや美容液に使うようになり、商品販売数増加につながったとのこと。
これも利益直結ですよね。
▼心の持ちよう
とは言え、人の動きが大きく減っているので、全体的なマーケットはやはり縮小しているらしいです。
事業撤退したお店もチラホラあるとのこと。
ぼくが利用しているそのお店も影響をうけてはいますが、あれこれ策を打って売上を保っていますし、そもそもオーナーさんの人間的魅力にお客さんもスタッフさんもついているから、多分大丈夫でしょう。
そして、「もうダメになっちゃったら、そんときゃそんときですもんね~笑」とあっけらかんとしていらっしゃいまして。
深刻に考え込んじゃわないで、できることを世情の変化に合わせて柔軟にかたち変えて、粛々と続けていくことなんだなあと。
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