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球を持ちすぎると重要な案件に着手できなくなってしまう話し

緊急度×重要度マトリクスの話しが好きなので本日も。

▼緊急グセ

緊急性の高いことばっかりしちゃうけど、実は「緊急性が低いけど重要」なこともしていかないとマズイですよね、という有名な考え方です。

締め切りが後の仕事とか、勉強とかトレーニングとか休暇とか、そういった類のものになりますね。

そして、こういうテーマで書いてるってことは、ぼく自身「緊急性が低いけど重要」なことに時間をなかなか避けていないっていう実情があるからです。

わかっちゃいるけど実践できない、読んでくださってる方も身に覚えがあるのではないでしょうか。

▼気付けば球だらけ

どうやったらこれを解決できるかなあと、長年試行錯誤しているわけですが、1つの解としては「球を持たない」という考え方があるかもしれません。

よく「どっちが球持ってたっけ」という確認ありますよね。

「球を持つ」というのは、案件の進行を握っているってことなのですが、この球をいくつも抱えてしまうと、複数のしめ切り(もしくは煽り)が同時に迫ってきて、一日の業務のほとんどがそれらで終わる、なんて状況ができたりします。

こうなってしまうとかなり悲惨でして、連鎖的に他の「まだ緊急じゃないけど…」案件もギリギリ進行スケジュールに向かってしまい、気付いたら「緊急性が低いけど重要」に割いてる時間なんかない日々。

勉強や余暇の時間なんて確保不可です。

なので、球をなるべく早く返す必要があるわけです。

▼全ては見積もり

当たり前と言われれば当たり前なのですが、これがなかなかできない。

気持ちが乗らなかったり、忘れちゃったり、スケジュールにまだ余裕があったり、理由は様々ですが、その原因の大本に存在するのが「球の質量を正確に量れていない」ということかと思います。

球が渡された時にはピンポン玉に見えていたのだけど、いざ持ってみたら10kgぐらいあった、みたいな。

え、これこんなに重い球だったの?

持ったことなんだけど、こんな球??

ていうかこれ球じゃなくて…シャトルじゃん???

みたいな。
(シャトルってバドミントンのアレです)

比喩表現が伝わるかわかりませんが、「まあこんなもんだろう」と思ってたのに、全然こんなもんじゃなかったって話です。

▼「わかる」を「できる」に

で、これを防ぐには、「どんな球でもさっさと返す」の一択なんですよね。

一週間後が期日でも、明日、なんなら今日中に返す。

そのつもりで着手すると、「いや、これ一週間じゃ絶対ムリじゃん」みたいな時にすぐに気付けます。

球をもらってすぐに着手すれば、その日のうちに「すんません一週間はちょっと…」と折り返せるので、相手も応じてくれると思いますが、約束の前日とかにそれを言われたら困りますよね。

なので、「球が来たらまず数分着手する」というのを徹底することにしてます、最近。

こんなの子供だってわかるよと思われるかもですが、「わかる」と「できる」は大違いでして、日々修行中です。


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