高木ひろひさ

自由民主党北海道3区の衆議院議員の高木ひろひさです。自民党札連会長|月寒出身|北海… もっとみる

高木ひろひさ

自由民主党北海道3区の衆議院議員の高木ひろひさです。自民党札連会長|月寒出身|北海道の魅力を引き出す #食と観光、防災 や 基盤整備 など、希望の持てる社会の実現 に全力を注いでます!|学校法人幌南学園幼稚園 の理事長も務めており、こども教育にも熱心に取り組んでます!

最近の記事

北海道新幹線を旭川空港と連結、そして第二青函トンネルの可能性

旭川空港との連結北海道新幹線新千歳空港ルートは、昭和48年制定の基本計画に記されている旭川までの延伸を諦めるものではありません。北海道新幹線を北に延伸させ、旭川まで結ぶ場合には、旭川空港と結ぶことを検討すべきでしょう。 石狩川左岸の空知管内には、岩見沢市の他、砂川、滝川、深川といった主要都市が続いています。こうした各市を連結するルートを選択することも重要ですが、富良野盆地を抜けて旭川に至る富良野ルートは、本道の観光そして食産業を振興させる意味でも意義があると考えます。 お

    • 道都札幌のリノベーション

      わがまち、道都札幌のリノベーションについて考えてみましょう。 公共投資の財源が限られる中、重要なことは、柔軟な発想で、事業実施のタイミング、効果の大きい投資を見定めることです。効果の大きい投資とは何でしょうか。それは、新たに一から施設を造るのではなく、今あるインフラ、今ある施設の利用価値を高めることです。ポイントは「つなぐ」ことにあると思います。 ミッシングリンクを結ぶ10の緊急プロジェクト(T―10プロジェクト)前述したように、人口減少社会で総合交通網を強化していくことは

      • 【続編】北海道新幹線は新千歳空港と直結を!

        私は、北海道新幹線新千歳直結の具体化を探るべく、工費を概算をした。   札幌駅から出た新幹線は、白石区の平和駅付近までは高架にて在来線と並行に進む。新札幌駅付近は市街地であり、高架橋の建設が困難であることから、在来線から離れ、地下に入る。北広島市と恵庭市の境界付近で地上に出て、恵庭駅の手前で在来線と合流し、在来線と並行に新千歳空港へと向かうイメージだ。延長約40㎞。工費は決算数値が明らかにされた整備新幹線の八戸=新青森間や博多・新八代間の建設費をベースに概算で3000億円程度

        • 世界的ウインターリゾート・ニセコに学ぶ

          北海道の観光をどのように伸ばしていけば良いのか、世界に発信していくにはどうしたら良いのか、その格好のモデルが北海道にあるのです。 平成28年7月、総務省が発表した人口動態調査が話題を呼びました。7月13 日に同省が発表した住民基本台帳に基づく人口動態で、ほとんどの地域で人口が減っていくなかで倶知安町が外国人住民の社会増で276人となり、全国の町村部でトップとなりました。隣接するニセコ町も外国人住民の社会増が106人で全国7位、留寿都村は98人で全国8位となっています。これら

        北海道新幹線を旭川空港と連結、そして第二青函トンネルの可能性

        マガジン

        マガジンをすべて見る すべて見る
        • 北海道200年戦略〜 北方世界を拓くソフト・パワー〜
          高木ひろひさ

        記事

        記事をすべて見る すべて見る

          21 世紀型の道路交通を北海道から発信!

          平成17年、北海道は全国に先んじて「シーニックバイウェイ」制度を打ち出しました。シーニックバイウェイは「地域に暮らす人が主体となり、企業や行政と手をつなぎ、個性的で活力ある地域づくり、景観づくり、魅力ある観光空間づくりを目指す取り組み」です。道路そのものを地域振興の資源に位置づけた日本で初めての取り組みで、平成29年11月末現在13 の指定ルート、一つの候補ルートがあり、約400団体が活動をしています。この「シーニックバイウェイ」は北海道開発局が全国に先駆けて制度化したもので

          21 世紀型の道路交通を北海道から発信!

          北海道を世界の金融センターに!

          世界の金融センターといえば、大英帝国の歴史の上に培われたロンドンであり、その大英帝国に代わり冷戦後に世界で唯一の超大国となったアメリカの経済首都であるニューヨークです。それらに日本の中でも数%の経済力しか持たない北海道が割って入っていくというのは、夢物語でしょうか。私は決してそうは思いません。夢を現実にする者は夢を追い続けるものだけです。ここまで述べてきた北海道の食、観光、ソフト・パワーの展開も一つの夢につながっているのです。 さて、ニューヨークやロンドンが世界の金融センタ

          北海道を世界の金融センターに!

          北海道新幹線は新千歳空港と直結を!

          北海道の交通環境は他都府県に比べて大きく立ち遅れています。 東海道新幹線の開業により、東京―名古屋―大阪の移動時間は劇的に短縮されました。東京―大阪間は約500㎞、それまでは特急で約8時間でしたが、東海道新幹線により4時間にまで短縮されました。現在はさらに短縮され、東京―新大阪間の最短は2時間20分台です。その後、東京を中心に北は青森、南は鹿児島、日本海側も新潟、金沢と全国各地が新幹線で結ばれています。さらに四国も3本の本四架橋によって陸路で結ばれました。日本の時間距離を表

          北海道新幹線は新千歳空港と直結を!

          北海道をモータースポーツのメッカに!

          モータースポーツのメッカに さて、ドライブ観光の振興については、北海道開発局の社会実験で示されたように、道路や標識の整備などはもちろん大切な取り組みとして積極的に進めていかなければなりませんが、私はそうした取り組みに加えて、北海道からドライブを楽しむ文化を世界に発信していくような取り組みも必要と考えています。 北海道にアジアのニュルブルクリンクサーキットをつくってみてはどうでしょうか。ニュルブルクリンクサーキットはドイツ南西部にある自動車競技専用コースで、世界中のメーカーか

          北海道をモータースポーツのメッカに!

          スローフード運動とスープカレー

          平成に入って「スープカレー」が北海道の新しい食として登場しました。カレーの語源はタミル語で、多種類の香辛料を用いたインド料理の特徴的な調理法です。歴史的なつながりも、気候風土も正反対ともいえるカレーが、なぜこの20年のうちに北海道で盛り上がり、今やラーメンやジンギスカンと並ぶ、北海道の代表的な食になったのか。その理由を探ることで、北海道の食の未来を考えてみましょう。 北海道のスープカレーは札幌市東区の喫茶店「アジャンタ」の「薬膳カリィ」が発祥とされています。アジャンタの創業

          スローフード運動とスープカレー

          北海道200年戦略の視点 3/3 ~北海道の地域資源をコンテンツ化する~

          北海道の地域資源をコンテンツ化する次に「コンテンツ化」とはどういうことでしょうか?コンテンツの語源は内容あるいは目次を意味する英語ですが、『大辞林』では「情報の内容。放送やネットワークで提供される動画・音声・テキストなどの情報の内容をいう」としています。 日本では平成16年に議員立法として「コンテンツ促進法(コンテンツの創造、保護及び活用の促進に関する法律)」が成立しています。この中で、「『コンテンツ』とは、映画、音楽、演劇、文芸、写真、コミック、アニメーション、コンピュー

          北海道200年戦略の視点 3/3 ~北海道の地域資源をコンテンツ化する~

          北海道200年戦略の視点 2/3 ~北海道の5つの宝とソフトパワー~

          北海道の5つの宝 北の大地はどこよりも早く冷え込み、いちばん遅れて春が来るといわれています。季節の移り変わりだけでなく、景気の寒暖もこの言葉のままといわれますが、いつまでもこの言葉のとおりとあきらめていては北海道の未来を切り拓いていくことはできません。北海道から経済再生の芽を見いだし、花を咲かせるくらいの意気込みで挑戦していかなければなりません。 北海道には「5つの宝」があります。 第1は、「北海道の地理的特徴」です。初めて大西洋の無着陸横断飛行に成功したアメリカの冒険家

          北海道200年戦略の視点 2/3 ~北海道の5つの宝とソフトパワー~

          北海道200年戦略の視点 1/3 ~戦略検討の3つの視点~北海道再生50年に向けて~

          北海道の150年 北海道と命名されてから今年で150年。のちに「北海道の名付け親」といわれる希代の探検家、松浦武四郎が蝦夷地に代わる名称を「北加伊道」と提案し、明治維新政府が「北海道」と命名してから150年が経ちました。北海道がこの150年で得たものは何か。次の50年、北海道200年に向けて北海道の未来をどう切り拓いていくのか。 北海道は今、全国を上回るペースで人口減少、少子高齢化が進展しています。また、札幌一極集中と地域過疎の進行、地方財政の逼迫といった課題にも直面してい

          北海道200年戦略の視点 1/3 ~戦略検討の3つの視点~北海道再生50年に向けて~

          Ep:6 転機~政治家への転身

          政治家になる直接のきっかけは、やはり私の父です。父は、前述しましたが、少年期は少年飛行兵として、終戦後は消防団に早くから入団し、地域活動に熱心に関わってきました。地域のためにもっと尽くしたいという想いから、道議会議員を8期務め、地元の消防団長、北海道消防協会会長、そして最後は日本消防協会会長を務めあげた人です。日本消防協会会長在任時には、東日本大震災があり、その対応のため駆けまわっていた記憶があります。そうした父の背中を見て育ち、地域のために私も頑張らなければと、跡を継いで道

          Ep:6 転機~政治家への転身

          Ep:5 時代の最先端を行く~企業不正を糾弾

          平成13年、私のキャリアに再び転機が訪れました。 バブル崩壊後、デフレによる経済不況や内部告発制度の浸透により、企業不正件数が年々増加していきました。例えば平成7年の都市銀行ニューヨーク支店巨額損失事件、平成8年の大手商社による銅不正取引事件、複数の大手証券会社による損失補填事件、大手自動車メーカーのリコール隠し事件、大手乳製品加工会社の食中毒事件、大手食品加工メーカーの牛肉偽装事件等々、枚挙に暇がないほどの増加ぶりでした。 バブル崩壊後の企業不正増加を受けて、90年代後

          Ep:5 時代の最先端を行く~企業不正を糾弾

          Ep:4 「打てば響く」の精神~刑事の誓

          平成6年に北海道拓殖銀行の札幌本店に戻り、営業部で勤務をしていましたが、自宅を札幌に建てたこともあり、少し腰を落ち着かせたいと考えました。そのような折、北海道警察で専門官の幹部警察官を採用するというニュースが目に留まりました。ちょうど80年代後半くらいから、犯罪が悪質化、巧妙化、多様化し、外国人犯罪や暴力団による金融犯罪などが増加の一途を辿っていました。こうした犯罪情勢に対処するため、全国の大きな都道府県警察で、専門的知識を持った国際捜査官や、財務捜査官、心理専門官等を採用し

          Ep:4 「打てば響く」の精神~刑事の誓

          Ep:3 金融マンとしての経験

          当時、北海道拓殖銀行は、都市銀行としてニューヨークやロンドンをはじめ、海外十数カ所に拠点を持っていました。私も、平成元年6月にロサンゼルス支店勤務を命じられ赴任しました。 当時、日本国内はバブル経済に沸き立っていた時代であります。欲に目がくらんだ銀行員が土地投機に走ったことがバブル経済の大きな原因といわれ、バブル経済崩壊後は悪者扱いされたものです。私はといえば、ロサンゼルス赴任前は東京本部の国際企画部というところで、欧州を中心に海外展開を担当していたこともあり、幸い国内のバ

          Ep:3 金融マンとしての経験