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体を引き上げるためのパ

2016年2月29日
レッスンで「上半身を引き上げなさい」と注意されることがあっても、
それがどういう状態なのかを具体的に体が実感できる動作は、
クラシックバレエののいわゆる名前の付いたパの中には見当たらない。

例えばセンターでのアダジオの前のレバランスとして、もしくはアダジオの冒頭に
図のような独自のパが必ず入っており、最初にそのパが入ることで、
体が正確に引きあがるため、後に続く一連のアンシェヌマンが驚くほど楽にできた。

プロのダンサーならば、絶え間ない訓練により当たり前のように、常時体が引きあがっているが、
素人のダンサーはつどつど引き上げることを体に自覚させる必要がある。

図にある動きは、アダジオの前に4カウント程度で入っていて、
この後にアダジオのパが入る。最初に引きあがった体を保つよう、指示があり、
足を上げたいがために上半身が沈まないように注意された。

試行的にアダジオの冒頭にこのパを入れてみると効果を自覚できると思う。


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