足の付け根を開くために、腰を落としてはダメ

2013年1月10日

「足の付け根を開くために、背中の落ちたポーズをよくみるが
足の付け根は腰が伸びている状態で開けるところまでで良い。
腰が伸びている(上に)方が大事。」

ルティレ(パッセ)について、ルティレする足に対して、
一般に「カマ足にならない」「膝をひらく」などの指摘はよくあるのだけど、
タカギバレエでは「それをどこまでやるのか」についての指示が明確だったことが有難かった。
大人になると筋力だけはあるので、注意されるとつい全力でそれをやろうとし、あぐらのようになり、不格好なのは分かりつつどうすれば良いかを迷う。

そんな時に、「このポーズはここを前提として出来るところまでで良い」という指示は、とても分かりやすく腑に落ちた。
大人バレエは常に、日々縮小していく体の限界との闘いである。
そんな時に、残すべきポイント=腰椎は伸びていることの範囲で
挑戦すべき限界=足を開いていくことを指示してくれるおかげで、
ケガをせずにバレエを続けることができたと思っている。

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